【ルーマニアンデッドリフト】ヒップアップに効果的!

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「ルーマニアンデッドリフト」について詳しくご紹介します。

☑️ ルーマニアンデッドリフトとは 
☑️ 鍛えられる筋肉と効果 
☑️ 正しいフォームとやり方説明
☑️ 間違いやすいエラーフォーム

トレーニング種目の中でポピュラーですが、かなり危険なフォームでやっている方が多い種目です。
安全かつ効果的に行うために参考になる内容となっています。では書いていきます。

ルーマニアンデッドリフトとは

ルーマニアンデッドリフトは昔からある種目ですが、近年のフィットネスブームの中でも女性トレーニーにとても人気がありもも裏・お尻・背中全体」を鍛えるフリーウエイト種目です。

人気がありジムやフィットネスクラブでよく目にするルーマニアンデッドリフトですが、非常に難しい種目で、正しく行わないと腰を痛めたりとケガのリスクが高まってしまいます。

トレーナーに言われた動作を思ったようにできているのか感じづらいです。
前面の筋肉優位で猫背や骨盤の後傾が起こりやすい日本人の骨格からしてもキレイな姿勢を作る上でも重要な種目です。
女性のみならず男性にも嬉しい効果がたくさんある種目なので習得していきましょう。

■ルーマニアンデッドリフトで鍛える筋肉と効果

ルーマニアンデッドリフトですが、どこを鍛える筋トレなのか解説します。1つの種目で多くの筋肉を鍛えることができます。

⑴ ハムストリングス
⑵ 大臀筋
⑶ 脊柱起立筋(広背筋)+背中全体

⑴ハムストリングス

ハムストリングスは、お尻の付け根から太もも、膝裏周辺に走行している筋肉です。 3つの筋肉で構成され「大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋」の総称です。

前屈ストレッチで伸びを感じる筋肉がここにあたり、30代以上の60%は筋肉の柔軟性が不足しており床まで指先がつかないとされています。

筋肉には鍛えると緩みやすくなるという自動性抑制という作用があります。ハムストリングスが固まると【骨盤の後傾改善、ヒップアップ】などの目的ではかなり不利になります。
“鍛えるとストレッチ” どちらも大切です。

⑵ 大臀筋

大臀筋は全身の中でも1.2位を争う力の強い筋肉で、臀部の筋肉の中で最表層に位置します。
ヒップヒンジ動作」と呼ばれる、お尻と股関節を蝶番のように扉を開け閉めするような動作で、必須な筋肉。

ルーマニアンデッドリフトで鍛えられる部位は、お尻とももの境目が欲しい方は欠かせません。

股関節の伸展(足後ろに引く動作)が最大の作用なので歩行や走行中に足を後ろに引っ張る動作には欠かせなく「QOL向上」にも大きく関与があります。

QOLについてはこちらのblogをご覧下さい↓↓

⑶ 脊柱起立筋(+広背筋)

脊柱起立筋は、首から腰にかけて背骨の横を一直線に走行している筋肉です。世間一般では腰の部分が脊柱起立筋と思われることが多いです。
腸肋筋・最長筋・棘筋」と分類され、直立姿勢を保つ時に大きな役割を果たしています。

弱くなると「猫背、腰痛、ぽっこりお腹」と姿勢が悪化することで起こりやすい前述した状態になりやすいので鍛えることをオススメします。

筋肉が弱くなったり、硬くなることで不良姿勢になる筋肉なのでここも正常な働きを保ちたいところです。

■正しいフォームとやり方解説

では本題です。
ジムで自身でトレーニングされている方も、TCFITでルーマニアンデッドリフトをやっている方も改めて確認していきましょう。

基本姿勢

・足は腰幅程度 :足と足の間は拳1つ分程度
・手は肩幅程度 : 手幅は腰の横になるように持つ

基本動作

1.背中(広背筋)を締めて基本姿勢をとる
➡︎肩、肩甲骨を下げるイメージで、肘先が後ろを向くように(肩関節外旋)すると広背筋に力が入る。この意識は動作中終始持ち続ける。

2.お尻(股関節)を後ろに突き出すようにしながら、バーを降ろしていく。
➡︎⑴の意識があるとバーがもも〜膝〜すねを沿わせるように降ろせる。股関節から動くことで自然とやや踵重心になりハムストリングスに負荷がかかる。

3.膝は緩めて20-30°程度でキープ
➡︎膝をやや緩めることで、もも裏の中でもお尻に近い起始部に刺激が入りやすくなる

4.ハムストリングのストレッチを最大限感じた場所から起き上がる
➡︎ボトムポジションから踵で床を踏む意識があるとハムストリングス、大臀筋と反応が上がる。お尻を締める意識で股関節を前に押し出すヒップヒンジ動作。

5.これを繰り返す

正しいフォームを習得しましょう!
最後に起こりやすいエラーフォームをご紹介します。

 間違いやすいエラーフォーム

ルーマニアンデッドリフトを行う際に起こりやすいエラーについて4つご紹介。
効率的かつ効果的におこなえるように、動作中に以下のエラーがおこらないように正しい知識をアウトプットしていきましょう!

⑴ 背中や腰が丸まってしまう
⑵ 膝の屈伸がメイン動作になる
⑶ 膝が常に伸びきっている
⑷ バーが身体から離れてしまう

これらが起こる原因を詳しく解説していきます。

⑴背中や腰が丸まってしまう

これは1番起こりやすいエラーフォームです。

降ろす局面で腰や背中が丸くなってしまいます。
1番の原因は、お腹や広背筋を含めた上半身を固めることが出来ていないこと。他にも単純にハムストリングスが硬い、また自身で正しく動ける可動域超えてしまっているなど可能性があります。

ハムストリングスのストレッチをしっかりと感じ取れている場合は、可動域が狭くても問題ないので、腰や背中が丸くなる手前で動作を切り替えましょう。

⑵ 膝の屈伸がメイン動作になる

本来股関節の主動の種目ですが、膝主動になってしまうエラーフォーム。

膝が過度に曲がればハムストリングスのテンションが薄くなります。その分腰回りやもも前の動員が増えてしまいます。前述しているヒップヒンジ動作、股関節の動きを意識して行いましょう。

⑶ 膝が常に伸びきっている

これは床を踏む感覚が薄いエラーでただただおじぎをすると認識している方に多いです。

ハムストリングスの停止部である膝裏を鍛えたい目的があれば良いと思います。
ヒップアップやスポーツ動作などで重要な大臀筋(尻)と連動してる働くのは尻に近いハムストリングスである起始部の働きが重要です。
膝を緩めないとこの連動性が高まらないので膝は20-30°くらい曲げるようにしましょう!

⑷ バーが身体から離れてしまう

これはつま先重心の方に多く見られます。

刺激が入るならバーが離れてもいいのではと思うかもしれませんが、⑴で挙げた上半身の力も抜けやすく背中〜腰が丸まりやすくなるので、腰を痛める可能性があるためおすすめしません。

バーを身体に寄せた状態で適切な重量を扱った方が、効率的かつ効果的にハムストリング、大臀筋鍛えることができると考えています。

■ まとめ

今回はルーマニアンデッドリフトに特化して解説していきました。
実践している方はトレーニング前後に一度このブログをみて予習復習してみてください。背中、お尻、もも裏など背面の筋肉は大筋群と呼ばれ効果的に筋肉量を上げダイエットにも適しています。

パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせたプログラムが提案でき効果的にボディメイクができます。

TCFIT PRIVATE GYM(ティーシーフィットプライベートジム)では、トレーニングやダイエット、姿勢など身体のケアに関する情報をブログやinstagramにて発信しております。
興味のある方はぜひ参考にしてください。

プライベートジムTCFIT
代表トレーナー 千葉

ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
酵素ファスティングコースもあり身体の内側からもキレイになれる西麻布にある隠れ家的プライベートジムTCFIT。

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【台風に要注意】低気圧の及ぼす影響

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「低気圧」について詳しくご紹介します。

☑️ 気圧ってなに? 
☑️ 低気圧と高気圧
☑️ 気圧と人間の身体について 
☑️ 低気圧の3つの対処法 

「台風が近づくと頭痛が出る…」
「低気圧で腰痛がひどくなる…」

天気が悪かったり低気圧、台風が近づいていると、こんな経験がある方も多いかと思います。今年の台風は大型台風と呼ばれるものが多発しており、かつゆ〜っくりと移動しており各地で被害をもたらしています。。

身体にも影響を及ぼす台風。
知識を高めていきましょう!

気圧ってなに?

そもそも気圧ってなんでしょう?

簡潔に言うと「空気の重さ・大気によって発生する圧力」を気圧と呼びます。
大気というのは地球のような惑星を包んでいる気体のことで「地球の大気=空気」のことなので空気によって発生する圧力と捉えて下さい。

気圧は空気の重さによるものなので、地上にいればその上に存在する空間=空気の重さを受けていることになります。

ちなみに!

気圧=空気の重さ
▶︎上スペースにある重さ、圧力。
重力=引力
▶︎下から物体を引き寄せている重さ。

どちらも自然界の「力」で似て非なるものです。

■低気圧と高気圧

ニュースなどでよく「低気圧、高気圧」と聞きますがなんとなく理解している方が多いのではないでしょうか?
気圧は空気量と密接な関係があります。

◎空気の量が少ない ⇒ 気圧は低くなる
◎空気の量が多い  ⇒ 気圧は高くなる

分かりやすい例としては山の上。
山などの標高が高い所では、地上に比べて空気の量が少なくなる(空気が薄くなる)ので気圧が低いです。

例でよく取り上げられるポテトチップスの話。

山の上にポテチを持って行くと袋がパンパンになるという話を聞いたことはありますか??
ポテチは高度が低い場所で封をされているので、中身の気圧(内圧)は山の上に持って行っても変わりません。ということは⇒ポテチの中身は外の気圧より低くなり外側に広がる圧力が働き袋がパンパンに膨らみます。って原理です。

■気圧と人間の身体

本題に入ります。
低気圧は身体に影響があるのでしょうか??

外気圧が低くなる、低気圧の状態では身体の内圧が強調されます。
というのは、身体の内側からも外に向かって圧力を発しています。
先ほど話をしたポテトチップス理論ですね。
気圧が高いと外から抑えられる圧力と身体の内側からの圧力とでバランスが保たれます。

⑴ 自律神経の乱れ

一つ目は自律神経の乱れです。
気圧を感知する耳にある気圧受容器によって、気圧を感知しますが気圧が低下することで身体は交感神経が優位な状態となります。
本来機能を抑えようとリラックスする時に反応する副交感神経が反応しづらくなることで、身体が興奮状態になり腰痛や古傷の原因となります。

低気圧の場合は身体の内圧の方が高くなるため、関節であれば袋に覆われるような構造になるため、膨れ上がるようにストレスがかかります。特に腰痛が起こりやすいです。

⑵血流の停滞

自律神経が交感神経優位になることで、血流が停滞することによる影響が一つあります。
気圧が低くなるということは、身体に発生する圧力が減少し血流量が減少してしまいます。

外的な圧力が下がれば体内の圧力は下がりますが、外的圧力が増大すれば体内の圧力が増大するため血流量が増します。なので低気圧に伴い体圧力が減少し血流が停滞してしまうのです。
血流の停滞は、腰痛、肩こり、浮腫みなど色々な不具合を引き起こしてしまいます。

やはり低気圧が近づくと身体の不調が出てくるのは理屈的にもある話です。

■ 低気圧の3つの対処法

気圧についてや低気圧がもたらす影響は理解いただけたと思います。

ここで対処法を3つご紹介します。
どれも自律神経を整え、血流を回復させ身体をリラックスさせるために重要で低気圧での不調を改善させるために有効です。

⑴トレーニング

トレーニングは筋肉をはじめ全身の血流が良くなります。
トレーニング終了後は副交感神経が反応しやすくなるため血流がより一層回復します。

⑵ストレッチ

ストレッチやストレッチポールなどのコンディショニングは筋肉を緩めるだけではなく、骨の位置(アライメント)を整える効果もあり血液循環が良くなります。
ゆっくりと呼吸をして行うことで、副交感神経も反応し身体のONとOFFの切り替えが上手にできるようになります。

⑶入浴

身体を温めることで血流が回復します。
半身浴ではなく、首までつかる全身浴の方が身体に適度に圧力がかかり、より血行が良くなります。
38~40°くらいの熱すぎない温度で10分以上浸かってあげると効果的です。

夏場はエアコンにあたることで実は深部が冷えている方も多いです。

■ まとめ

当たり前の改善法かもしれませんが、とても重要な生活習慣です。
季節や環境に左右されない身体を作りましょう!

パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせたプログラムが提案でき効果的にボディメイクができます。

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【夏野菜】季節に必要な栄養素

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「夏野菜」について詳しくご紹介します。

☑️夏野菜とは
☑️夏野菜の栄養素や効能
☑️おすすめ3種の夏野菜
☑️夏野菜をふんだんに盛り込んだ2品


これだけ暑い日が続くと「だるい」「食欲がない」などの症状を経験したことがある方も多いのではないでしょうか?

主要栄養素以外にも季節の野菜を摂り元気に夏を過ごしましょう。では書いていきます。

夏野菜とは

野菜(なつやさい)は、日本では夏に成熟する野菜のことを呼びます。日本より赤道寄りの熱帯が原産であるものが多いのが特徴です。

夏野菜に限らず季節の野菜は栄養価が高く、その時期に身体が欲しい栄養素を多く含有しています
昨今の異常な暑さ、移動するたびに汗をかき身体は知らぬ間に疲労が蓄積しています。そんな時期は栄養満点の季節の野菜を摂り入れていきましょう。

夏野菜の栄養素や効能

夏野菜の栄養素や効能を知って、効果的に食べましょう。夏野菜は基本的に水分を多く含むものが多いです。

以下に多い栄養素をまとめてみます。

☑︎ カリウム
☑︎ ミネラル(鉄・亜鉛)
☑︎ βカロテン
☑︎ 葉酸
☑︎ ビタミン
☑︎ 食物繊維
☑︎ ポリフェノール

カリウム、ミネラルは、夏バテや熱中症の予防、利尿作用によるむくみの解消に効果的と言われています。汗をかいてミネラルやナトリウムが不足した状態で水分だけを補給した場合、熱中症などのリスクが高まると言われています。
ポリフェノールはエアコンで冷えた身体を温めて血行を改善することから疲労解消効果が期待できます。
ビタミンも豊富で、紫外線から肌を守ったり、食物繊維は胃腸を整えたりする作用も期待大!
葉酸は血液の赤血球をはじめ、細胞が新しく生まれ変わるのをサポートします。不足すると貧血の原因にもなるので酷暑、紫外線で疲労する夏場に特に意識して摂りたい栄養素です。
βカロテンも皮膚や粘膜を健康に維持したり、光刺激に反応したり細胞の増殖に作用します。また抗酸化作用に優れており、免疫機能を高めてくれる栄養素なので身体が錆びつかないように積極的に摂りたい栄養素です!

おすすめの夏野菜

ここまで読んでいただくと、夏野菜を取り入れたくなってきていると思います。

今回は3つの種類に分けてご紹介します。

⑴ 果菜類
⑵ 葉茎菜類
⑶ 根菜類

 果菜類

果菜類(かさいるい)は、主に果実や種を食べる野菜のことです。
トマトやナスなど果実を食べるものや、さやいんげんや枝豆など種を食べるものが含まれます。夏野菜は果実を生でそのまま食べられるものが多いです。

☑︎ とうもろこし
☑︎ トマト
☑︎ ナス
☑︎ きゅうり
☑︎ オクラ
☑︎ ズッキーニ
☑︎ さやいんげん
☑︎ 枝豆
☑︎ パプリカ
☑︎ ピーマン
☑︎ ゴーヤ
☑︎ かぼちゃ

夏野菜といえば!のイメージの食材ですね。
色の濃いカラフルなビタミンカラー野菜は食欲を刺激します!

⑵ 葉茎菜類

葉茎菜類(ようけいさいるい)は、主に葉や茎を食べる野菜のことです。
キャベツやレタスなど葉を食べるものや、アスパラガスなど茎を食べるものが含まれます。

☑︎ キャベツ
☑︎ ニラ
☑︎ レタス
☑︎ 大葉
☑︎ アスパラガス
☑︎ 芋茎

割とこれは数が限られていますが摂りやすいものが多いです。なんとなく「餃子」を想像してしまいますね!

⑶ 根菜類

根菜類(こんさいるい)は、主に根や地下の茎を食べる野菜のことです。
山芋など根を食べるものや、ジャガイモなど地下の茎を食べるものが含まれます。

☑︎ じゃがいも
☑︎ 山芋
☑︎ ニンニク
☑︎ 生姜
☑︎ らっきょう

メインではなく味付けなどで使われるものが多い印象ですね。筆者は休みの前の日ニンニクを食べることが多いです!

できれば一度に3〜5種類くらいの夏野菜が摂れると理想的です。暑い時期ですが夏野菜をふんだんに盛り込んだ【カレーやお鍋】は多品目摂れて良いと思います!

不足しがちな栄養素をより栄養価の高い夏野菜から摂るのは有効です。
ただし主要栄養素である3大栄養素が摂れていてこそ効果を最大限発揮します。

特に三大栄養素の中でも現代生活で不足しがちな【たんぱく質】についてこちらのブログで詳しくまとめているのでぜひ併せてご覧下さい↓↓

■ まとめ

年々暑さを増している日本の夏。
今年はすでに各地で花火大会やお祭りが再開していますね!夏バテに負けず健康的に楽しく過ごしたいですよね。

運動はもちろん、食事から季節の野菜など食べる物にも意識を向けることが大切です。

パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせたプログラムが提案でき効果的にボディメイクができます。

TCFIT PRIVATE GYM(ティーシーフィットプライベートジム)では、トレーニングやダイエット、姿勢など身体のケアに関する情報をブログやinstagramにて発信しております。
興味のある方はぜひ参考にしてください。

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ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
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【超・効率重視】有酸素運動のゴールデンタイム

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「効率重視!有酸素運動のゴールデンタイム」について詳しくご紹介します。

☑️有酸素運動とは
☑️有酸素運動の種類
☑️有酸素運動の三大効果
☑️超効率!2つのタイミング
☑️3つの観点からみた適切な方法

何事も正しく行うことで成果につながります。がむしゃらにではなく効率的に実施することが重要です。
では書いていきます。

有酸素運動とは

有酸素運動とは、酸素を使って体内の糖質や脂質をエネルギー源とする運動のことです

酸素を使用するためエネルギーの生成に時間はかかるものの、体内の糖や脂肪を継続的にエネルギーとして変換できるため長時間運動を続けることが可能です。

有酸素運動の量と体脂肪の減少は相関関係にあることが認められているため、ダイエットや健康維持を目的に昨今ウォーキングやランニングを始める人が増えブームになっています。

有酸素運動の種類

有酸素運動には、以下のような種類があります。

  • ウォーキング
  • ジョギング
  • ランニング
  • サイクリング
  • 水泳
  • エアロビクス
  • 縄跳び  etc…

場所や道具が必要なものに比べて気軽に始めやすいウォーキングやランニングが人気です。

筆者も身体を見せるコンテストに出場する際に有酸素運動を行います。やることはウォーキング1択です。

有酸素運動の3大効果

ウォーキングやランニングに代表される有酸素運動には、どのような効果が期待できるのでしょうか。ここでは有酸素運動で得られる3つの効果を解説します。

⑴ 脂肪燃焼 ▶︎ ダイエット効果
⑵ 体力向上 ▶︎ 健康促進効果
⑶ 血行促進 ▶︎ 美肌効果

1つずつ解説していきます。

⑴ 脂肪燃焼 ▶︎ ダイエット効果

前述の通り、有酸素運動は糖質や脂質を燃焼させてエネルギー源とするため、運動量が多ければ多いほど、体重や内臓脂肪の減少といったダイエットに良い効果が期待できます。

有酸素運動は筋肉をつける効果よりも、身体の身についているものや口にしたもの=蓄えられている体脂肪や、摂り過ぎた食事を利用、燃焼させる効果がメインの運動です。

⑵ 体力向上 ▶︎ 健康促進効果

有酸素運動を継続することで、体力がつき全身持久力を高めることにつながります。

QOLを高めるために身体を動かすための「筋力」は勿論重要ですが、動かしつづける「体力」も絶対的に必要です。心臓も強くなり1回に送り出す血液の量=心拍出量も増えていきます。

運動には気分転換やストレス発散の効果もあるため、メンタルの健康を保つためにも有効です。

QOL(quality of life=生活の質)向上についてこちらのブログでも詳しくまとめています↓↓

⑶ 血行促進 ▶︎ 美肌効果

有酸素運動は、体内に取り込んだ酸素を血流に乗せて全身の筋肉に運ぶため血行が促進されます。
血行が促進されると新陳代謝が活発になり、酸素と一緒に栄養も行き渡るため、肌や髪の毛の改善にも良い効果が期待できます。
その他、血行が良くなれば冷えやむくみ、肩こりなど身体の不調の改善にも◎

また血行が良くなることで身体の老廃物や疲労物質など不要なものを排出する効果もあり、1日を通してデスクワークが多い現代ではアクティブレストと呼ばれる積極的休息にも効果があるとされています。

アクティブレストについての詳細はこちらのブログへ↓↓

■超効率!2つのタイミング

せっかく有酸素運動をするのであればできるだけ効率的に行いたいところです。
今回は脂肪燃焼・ダイエットを目的にした場合の効果的なタイミングをご紹介します。

⑴ 起床直後(空腹時)
⑵ トレーニング直後

では1つずつ解説していきます。

⑴ 起床直後(空腹時)

朝起きてすぐ?!と思った方。正解です。
起床のタイミングは夕食から時間も経っており、固形物が胃に入っておらず血糖値も低い状態です。

有酸素運動では「①糖質②脂質」の順で身体に蓄積しているものを利用して燃やしていきます。
起床直後は、血液中の糖質(血糖)が低いことから身についている脂肪が効率よく利用されるということです。

食事を摂ってすぐのタイミングは、その逆。
まず食べた物が消化不良になりやすいです。また身体に蓄えているものより、食べた物を燃やす運動となってしまいダイエットや体脂肪を燃やしたいと考えている方には効率が悪いです。

⑵トレーニング直後

⑴で説明した内容と重複する点もありますが「トレーニング=無酸素運動」はメインとなるエネルギーが糖質です。それゆえ激しくトレーニングをしたあとは血糖値が下がっているので脂肪燃焼に向いているタイミングです。

またトレーニング直後は蓄えている脂肪を分解して血液中に遊離脂肪酸として放出します。その脂肪を燃焼させるには酸素が必要となるのでトレーニング直後の有酸素運動はとても効果的です。

効率を求める方はこの2つのタイミングで有酸素運動を実施してみてください。
次の項目で有酸素運動の適切なやり方についてご紹介します。

■ 有酸素運動の適切なやり方

ここまでの内容で有酸素運動の効果や必要性、効率などを理解できたかなと思います。
前項では「起床直後、トレーニング直後」の最適な有酸素運動のタイミングを載せました。
ではその有酸素運動をする強度はどの程度で行えば良いのかを3つの観点から解説します。

⑴ 時間
⑵ 頻度
⑶ 強度

今回は筆者がオススメする【ウォーキング】をベースにしています。では1つずつ見ていきましょう。

⑴ 時間

1回20分以上で理想は30分続けること」が有酸素運動の効果を引き出すとされています。

最近の研究では1日30分の運動と1回15分の運動を2回するのは同程度の効果があるとの文献が多く発表されています。
ただ筆者の実体験では出来るだけ連続した30分の有酸素運動が効果があると体感しています。

⑵ 頻度

週2-3回が理想的です。

例えば1回60分で週1回と1回30分で週2回を比べると後者の方が効率的に脂肪燃焼が促されます。
有酸素運動は30分までは脂肪燃焼率がグングン伸び、そこから燃焼率は緩やかになっていきます。

1回で燃やせる量も限りがあるので30分の短い時間で頻度を増やしていきましょう。

⑶ 強度

1つ目は心拍数。

最大心拍数の約60%-75%の負荷が最も体脂肪の使われる割合が大きいと言われています。
最大心拍数は【220-年齢】で算出します。

〈EX  最大心拍の60%〉
35才 ▶︎ (220-35)×0.6=111
45才 ▶︎ (220-45)×0.6=105
55才 ▶︎ (220-55)×0.6=99

〈EX  最大心拍の75%〉
35才 ▶︎ (220-35)×0.75=138
45才 ▶︎ (220-45)×0.75=131
55才 ▶︎ (220-55)×0.75= 123

1分間に上記の回数の心拍数になる強度が最適と言われています。
心拍数は手首に人差し指と中指の2本の腹でとり、10秒計測したものに6を掛けて算出します。

2つ目は主観的運動強度。

「ややキツイ」
「ハァハァしながらも横の人と会話ができる」
「30分であればスピードを変えず息は上がるけど歩き続けられる強度」

この程度が上記の心拍に近い数値と言われています。

実際にやり始めるとなんとなくこの感覚が掴めてくると思いますのでひとつの指標として覚えておきましょう。

■ まとめ

今回は効率的な有酸素運動について解説してきました。

ダイエット、脂肪燃焼、健康促進など有酸素運動は効果的な運動です。散歩とは違い目的をより明確にした効率的な有酸素運動をぜひ始めてみてください。

パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせたプログラムが提案でき効果的にボディメイクができます。

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興味のある方はぜひ参考にしてください。

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身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
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【ラットプルダウン】徹底解説

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「ラットプルダウン」について詳しくご紹介します。

☑️ ラットプルダウンとは 
☑️ ラットプルダウンで鍛える筋肉と効果 
☑️ ラットプルダウンの平均重量
☑️ 正しいフォームとやり方説明
☑️ 注意が必要なエラー5選

トレーニング種目の中でかなりポピュラーで人気があります。人気種目ゆえ実施している方が多い一方さまざまなフォームでやっているのを見かけることが多い種目です。
安全かつ目的に沿ったフォームを修得すべく参考になる内容となっています。
では書いていきます。

ラットプルダウンとは

ラットプルダウンは、筋トレの中でも代表的な背中を鍛えるマシントレーニングの種目です。大手フィットネスクラブでも1.2位を争う程人気と言われていて、いつみてもマシンが埋まっています。

トレーニングをしている人は誰しもやったことがある、また名前を知っている種目ではないでしょうか?

認知度が高く、人気があるラットプルダウンですが簡単に見えて実は非常に難しい種目です。まず背中は目視ができないので、トレーナーに言われた動作を思ったようにできているのか感じづらいです。

日本人の骨格からしてキレイな姿勢を作る上でも重要な種目で男性、女性ともに嬉しい効果がたくさんある種目なので習得していきましょう。

■ラットプルダウンで鍛える筋肉と効果

かなりポピュラーなラットプルダウンですが、どこを鍛える筋トレなのかを解説します。

1つの種目で多くの筋肉を鍛えることができます。

⑴ 広背筋 メイン
⑵ 僧帽筋(中部下部)
⑶ 脊柱起立筋

順に見ていきましょう!

⑴広背筋

名前の通り広い背中の筋肉で上半身背面で最も目立つ位置にあり、背中の印象を決める筋肉です。

腸骨稜(骨盤)〜背骨〜上腕骨と広く走行して構成されている大きな筋肉です。手を後ろに上げる、背中を反らせる、肩甲骨を下げるなど、日常生活で衰えやすい動きです。

男性なら逆三角形の背中・女性なら二の腕とのメリハリをつける」欠かせない、鍛えて嬉しい効果のある筋肉です。

背中の筋肉なのに実はくびれを作るためにもかなり重要な筋肉なので男性だけでなく女性にもオススメしているトレーニングです。

⑵ 僧帽筋

僧帽筋は後頭部〜背中〜肩甲骨の下にかけて走行しているひし形の筋肉です。

僧帽筋は肩こりを感じる筋肉でもあり、コリをほぐそうと肩を押したことがある人は多いと思いますがそれが上部繊維です。「上部、中部、下部」と3層に分かれていて、中部と下部は肩甲骨を下げる、寄せる作用があります。

筋肉には鍛えると緩みやすくなるという自動性抑制】という作用があります。僧帽筋が硬いと腕を上げる時に肩の詰まりを感じやすく、肩こりの助長、四十肩のリスクを高めてしまいます。
僧帽筋は鍛えるもストレッチするもどちらも重要になります。

⑶ 脊柱起立筋

世間的には背筋=脊柱起立筋を指すことが多いのではないでしょうか?

首から腰にかけて、背骨の横を一直線に走行している筋肉で「腸肋筋・最長筋・棘筋」と分類され、直立姿勢を保つ時に大きな役割を果たしています。

弱くなると「猫背、腰痛、ぽっこりお腹」と姿勢が悪化することで前述した状態になりやすいので鍛えることをオススメします。筋肉が弱くなったり、硬くなることで不良姿勢になる筋肉なのでここも正常な働きを保ちたいところです。

不良姿勢についてよくある3パターン、正しい姿勢のポイントなどこちらのブログで詳しく解説しています↓↓

■ラットプルダウンの平均重量

重さや回数の設定は非常に大切です。
大体どれくらいから初めて行けば良いのか?フィットネス業界で17年間活動している筆者の経験からおおよその数値をシェアしていきます。

男性=体重の50%
女性=15〜20kg

これはあくまでも経験値からの平均で、年齢や運動経験によって多少の前後はありますがおおよそこれくらいのデータです。

重さにチャレンジすることはとても良いことです。ただし、正しくできていないのに重さや強度を求めると効果は半減します。
まずは自分が無理なく出来る重量に設定した上で、正しいフォームで筋肉を使っているか認識して筋意識を高めることから始めていきましょう!

正しいフォームとやり方解説

では本題です。
ジムで自身でトレーニングされている方も、TCFITでラットプルダウンをやっている方も改めて確認していきましょう。

今回はベーシックな【フロントラットプルダウン】を解説します。

1.バーは肩幅より拳1-2つ分外の手幅で握る
Point
※バーを握る時は指先でなく手のひらでしっかりと握る。その際「中指・薬指・小指」の3本側を特に重視して握ることで背中が意識しやすくなる。
気持ち肘を少しだけ曲げやや前に捻るようにすると前述した指を強くグリップしやすくなり背中に負荷が乗ります。

2.骨盤を立てて座る
Point
※骨盤を起こして胸を張り少しだけ上体を後ろへ倒す。足は腰幅でつま先はまっすぐ足裏全体を床に着ける。

3.バーを鎖骨の下に向かって引く
Point
※肘が腰の後ろで交差する方向に向かって引くようにすると肩甲骨が下げやすく背中に入りやすい。バーを下げることより肘を下げてくる意識が◎
肩甲骨は下げることを意識!開いたままはNGですが、寄せる意識が強いと狙いとは別の筋肉に刺激が移ってしまうので注意。

4.肘が伸び切る手前まで戻す
Point
※肘が伸び切ると腕の力になりやすい。正しく背中に負荷が掛かり続けると肘は伸び切らない。戻す時に過度に肩がすくまないよう意識すると広背筋に重さがかかる。バーを戻してる過程で足裏で床を踏むように意識することで重さと筋肉でよいつり合いが生まれる◎

5.これを繰り返す

正しいフォームを習得しましょう!
最後に起こりやすいフォームをご紹介します。

良いフォームを参考に見比べてみて下さい。

■ラットプルダウン間違いやすいポイント

ラットプルダウンを行う際に起こりやすいエラーについて5つご紹介。

⑴手幅が狭い

トレーニング初心者は手幅を狭くしがちで肩幅くらいで実施する傾向にあります。
手幅を狭くするやり方もありますが、基本的には肩幅より大きく広げて握る方が背中=広背筋に効きやすくなります。

手幅が狭いと肘の屈曲角が強く出るので腕に意識が飛びやすいです。

⑵ バーをお腹の方へ下げる起動

これもよくみられるNG動作です。

とりあえずバーを下げるような意識だとこのような動作になりやすく、背中への負荷はほとんどなくなってしまいます。

負荷が軽すぎるということが原因でもあるこのエラーは、その他に骨盤〜背中が丸まる傾向になってしまうので意識したいところです。

⑶肘を後ろに引く軌道

お腹に下げる軌道と同じくこれも起こりやすいNGフォームです。
この動作の特徴として上体を過度に後ろへ倒し過ぎている、重さが重過ぎる、肩甲骨を寄せないといけないと勘違いしている、など傾向があります。

ターゲットの広背筋を正しく鍛えるには最初にセットした腕の角度のまま引くことがポイントです。

⑷腕メインで引いてしまう

初心者だけでなく、トレーニングに慣れてきた人でもやりがちなNGポイントです。
握っている手先、腕の力から始動してウエイトを引っ張ってしまい、このフォームだと肩甲骨が下がりづらく肩がすくむ傾向にあります。背中(脇の下)にあまり効いている感じがしないという人は腕引きの方が多いです。

肘を引く意識を高めて、脇の屈曲角をつけるように肘を脇腹や骨盤に引いていきましょう!

⑸重量の設定が軽すぎる

軽すぎる重さで背中を意識するのはかなり難易度が上がります。背中の筋肉は腕の筋肉よりも力が強いのである程度重さのある方が意識が持ちやすいです。

かといって重すぎても必死になりすぎてどこに効いているかわからなくなりがちに。まずは前述した負荷設定から始めてみましょう。

■まとめ

 今回はラットプルダウンと種目に特化して解説してきました。実践している方はトレーニング前後に一度このブログをみて予習復習してみてください。

背中の筋肉は大筋群と呼ばれ効果的に筋肉量を上げダイエットにも適しています。

家でも出来る背中トレーニングはこちらのブログに詳しく載せているので合わせてチェックしてください↓↓

パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせたプログラムが提案でき効果的にボディメイクができます。

TCFIT PRIVATE GYM(ティーシーフィットプライベートジム)では、トレーニングやダイエット、姿勢など身体のケアに関する情報をブログやinstagramにて発信しております。
興味のある方はぜひ参考にしてください。

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代表トレーナー 千葉

ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
酵素ファスティングコースもあり身体の内側からもキレイになれる西麻布にある隠れ家的プライベートジムTCFIT。

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【足がつる】予防改善!〇〇と同じだった

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「足がつる=こむら返り」について詳しくご紹介します。

☑️「つる」とは〇〇と同じ
☑️「つる」メカニズム
☑️ 「つる」を予防する4選
☑️ つった時のセルフストレッチ 
☑️ 屋外スポーツをやる時のすすめ

「足がつった」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?あるデータによると50代の80%、60代は90%の方が就寝時に足がつった経験があり、その中の10%は毎晩足をつっているようです、、

なぜつるのか?予防法は?つった時の対処法は?今回の内容を参考にしてみてください。
では書いていきます。

 「つる」とはどういう状態?


就寝中に突然「足がつった」と激痛で目が覚めることがありませんか?落ち着くまでひたすら待つくらいしか出来ないのは非常に辛いものです。
無意識で筋肉がピクピク動く「痙攣(けいれん)」がありますが、足がつるのも”けいれんの一種”なので予防はできますが我慢することはできません。

運動中に疲労困憊で足がつるというケースも見られます。サッカー選手が試合の後半フィールドに仰向けになり仲間の選手がストレッチをしているシーンなどがテレビで映ることもありますね。

「つる」とは、足や手などの筋肉が伸縮バランスを崩してしまうことで、異常な収縮を起こし、元に戻らない状態をいいます。
脳からの指令を受けて筋肉は縮めたり、緩めたり随意的にバランスよく動かされています。 
例えば、横になって寝ているときは筋肉が緩んだ状態にあります。その緩んだ状態の時に脳から縮めろと急に不随的に命令が出てしまうことで制御できない異常な力の収縮が起こり筋肉がつってしまいます。 

ふくらはぎ(こむら)の内側にある筋肉の運動が制御不能になることが多いことから「こむら返り」という名称がついています。

■「つる」メカニズム

そもそもなぜ足がつるのでしょう?
足がつる原因は、カルシウムやマグネシウムといった血液中のイオン(電解質)がバランスを崩し、筋肉が正常に働かなくなることにあると言われています。
そもそも筋肉の細胞は、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどのイオンのバランスによって反応のしやすさが決まります。何も問題がない状態であれば、過剰なイオンは尿や汗などから排出され上手く反応できるように適度なバランスに調節されています。

熱中症や、脱水症状で足をつることが多いのはこれらの各イオンのバランスが崩れるためです。


良く耳にする睡眠中の「つる」について考えてみます。睡眠時は呼吸をするだけで蒸気として水分が失われ、汗をかき脱水傾向になりがちです。また寝ているので身体は動かず、副交感神経が優位になることで心拍数が減り、血液の流れもゆっくりになります。こういった状況ではイオンのバランスが崩れやすくなり、たまたま寝返りなどで筋肉に刺激が加わったりすることで筋肉の細胞が暴走して過剰な収縮を発生させてしまうということ。

夏場の睡眠時は生活の中で思ったりより水分が失われている点や、冷房で体が冷えることでさらに血行が悪くなり一層つりやすくなってしまいます。

「つる」を予防する5選

前述したようにつりづらいように予防することはできます。

今回は4つに分けてご紹介します。

⑴湯船に浸かる
⑵ストレッチ
⑶トレーニングをする
⑷こまめな水分補給
⑸吸収しやすい水分を摂る

では1つずつ解説します。

⑴湯船に浸かる(全身浴)

肩まで浸かる全身浴。
半身浴と比べて水圧が強くなるために、血行を促進するのに効果的でつりやすい方におすすめ。むくみの改善にも良いです。
夏の冷房で気付かないうちに身体の芯が冷えてしまっている方も多いのでシャワーで済ませず、夏場でも湯船に浸かる習慣をつけましょう。

⑵ストレッチ

表面だけではなく骨に近い深部の筋肉まで引き伸ばすことのできるストレッチは柔軟性向上はもちろん、血行促進に効果的です。
特につりやすい部位を寝る前に念入りにストレッチしてみてください。

柔軟性に欠けている部位は血液循環が悪く、老廃物も溜まりがちになっているのでつりやすくなってしまいます。

⑶トレーニングをする

足がつるのは加齢によって、より起こりやすくなるのは事実です。
筋肉にはポンプの役割があり血流をよくする機能がありますが年々筋肉量は低下しやすくそれに伴い血流も滞りやすくなっていきます。また足の筋力が低下して、日常生活での疲労が溜まりやすくなることで足がつりやすくもなります。

年々落ちていきやすい「速筋繊維」を鍛えられる筋トレ、トレーニングは特に有効なので週に1回の頻度で継続をしていきましょう!

⑷こまめな水分補給

汗や呼吸をすることで出ていく水分の量に伴わない量の水しか飲んでいないと脱水状態となり、つる原因になってしまいます。一度に多くの水を飲んでも身体は吸収できないので1時間に1回などこまめに水分を摂るようにするとgood。
特に夏場冷房の効いた部屋にいると喉の渇きを感じづらく「1日500mlも飲んでなかった」なんて方も多いのではないでしょうか?身体は芯が冷えてしまっており、つりやすくなってしまうのでこまめな水分補給はかかせません。

⑸吸収しやすい水分を摂る

水分を摂ってもすぐトイレに行きたくなるという人もいます。これは身体に上手く水分が吸収できていないことが考えられます。こういった方は「浸透圧を高める水分」で補給するのがおすすめです。

【ハイポトニック飲料】

ハイポトニックとは「低浸透圧」のことで、体液よりも浸透圧が低い状態を指します。
つまり、ハイポトニック飲料を摂取すると血液側の方が濃い溶液となるため、摂取した水分が体内へと移動しやすい=正しく貯水出来るということです。

良くあるスポーツドリンクもハイポトニックに近いですが、余分な砂糖が大量に使われています、、

コンビニでも売られている「OS1」はこの点ではとても優秀です↓↓

経口補水液オーエスワンは、脱水症のための食事療法(経口補水療法)に用いる経口補水液。スポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、また水と電解質の吸収を速めるために、スポーツドリンクと比べて糖濃度は低い組成となっています。
ぜひ試してみてください。

Amazonでもポチっと購入できるのでリンクを貼っておきます。>>OS1購入はこちら<<

余談ですが、二日酔いのときのリカバリーにもOS1は効果的です!

 つったときの足のストレッチ

足がつるメカニズムを解説してきましたが、それが運動のしすぎによる疲労の場合でも、就寝時の急な場合でもほとんどの場合が「一過性」のため、つっている筋肉のストレッチやマッサージで筋肉を緩めることで対処できます。

ここでは足のつることの多い箇所をピックアップしてセルフストレッチ方法を載せていきます。

⑴ふくらはぎのストレッチ

  1. 足を前後に開く(つった足を後ろ)
  2. 後ろの踵が浮かないように体重を前にかける
  3. 後ろのふくらはぎ〜アキレス腱の伸びを感じたら20-30秒静止

⑵もも裏・ふくらはぎストレッチ

  1. 仰向けになりつった脚を上に上げる
  2. 上げた足裏のつま先側にタオルをかける
  3. タオルをひっぱりもも裏〜膝裏〜ふくらはぎの伸びを感じたら20-30秒静止(膝が曲がらないように)

⑶ 足の甲、スネのストレッチ

  1. イスやベットに座り足の指を曲げて足を床に立てる
  2. 足の甲を前に向けてゆっくり押し出す。この時足の甲〜スネの伸びを感じたら20-30秒静止。
  3. 膝を少し外に向けて足の甲を小指側に倒すようにしてゆっくりと押し出す。薬指、小指、足の甲の外側、すねの外側の伸びを感じたら20-30秒静止

■ まとめ

 いかがでしたでしょうか?

ここからの暑くなってくる時期は汗で水分と塩分が失われたのに水分のみを補給することで血液のイオンバランスが崩れてしまうことがあるので、特に屋外でのランニング、ゴルフなどで多く汗をかかれる方は今回ご紹介したOS1を試してみてください。

出来ることから始めていきましょう!

パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせたプログラムが提案でき効果的にボディメイクができます。

TCFIT PRIVATE GYM(ティーシーフィットプライベートジム)では、トレーニングやダイエット、姿勢など身体のケアに関する情報をブログやinstagramにて発信しております。
興味のある方はぜひ参考にしてください。

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代表トレーナー 千葉

ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
酵素ファスティングコースもあり身体の内側からもキレイになれる西麻布にある隠れ家的プライベートジムTCFIT。

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【利尿作用】トレーニング後はトイレが近くなる?

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「筋トレと利尿作用」について詳しくご紹介します。

☑️ 運動には利尿作用がある? 
☑️ 尿の役割
☑️ 運動で利尿作用が起こる5つの理由 
☑️トレーニング中の水分補給は必要か? 
☑️ 腎臓のデトックス

今回は上記の内容でわかりやすくまとめていきます。では書いていきます。

■ 運動には利尿作用がある?

トレーニングで身体を動かした後トイレにいきたくなりませんか?そんな経験をしたことがある方も多いのではないかと思います。

本題ですが、
運動、トレーニングで利尿作用が起こるのかどうか、、、

答えはYESです。

様々な理由から起こる身体の反応で、筋肉を動かすことで血行、循環が良くなるから?と単純な理由だけではありません。

■尿の役割

何となく理解している方も多いと思いますが、そもそも尿の役割とはなんでしょう?

食事などで体内に取り込んだものは、体内で代謝されて体外に出す必要があります。代謝によってできた老廃物や毒素のうち水に溶けない物質は肝臓から腸に送られ便として、水に溶ける物質は腎臓でろ過され、膀胱に送られて尿として排泄されます。

ようは不要なものを排泄して身体のバランスを整えているものが尿や便。

尿や便の排泄は最高のデトックスと呼ばれていて、体内に溜まった老廃物や毒素の70%近くを排泄しています。尿は腎臓を経由したデトックス作用なんです。

■ 運動で利尿作用が起こる理由

筆者も毎回のトレーニングで経験していますが、筋トレ後のトイレの頻度は一時的に爆上がりします。

今回は要因を5つピックアップしました。

⑴ 水分摂取量増加によるもの
⑵ ホルモン(ANP)の影響
⑶ 腎臓の反応
⑷ アミノ酸の利尿作用
⑸ 血流の改善

一つずつその理由を解説します。

⑴ 水分摂取量増加によるもの

トレーニングの時間は様々ですが、おおよそ1時間のトレーニングで500〜800mlくらいの水分を摂る方が一般的です。またトレーニング後に250〜300mlの水でプロテインを飲みます。

合計するとトレーニング中と直後で1ℓ前後の水分を摂取しており、短い時間の量としては多いのも一つ利尿作用が高まる要因です。

⑵ ホルモン(ANP)の影響

ホルモンは身体の内側や外側の環境が変わっても身体の働きを常に一定に保つ働きをします。

今回のホルモンは心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)と呼ばれるもの。作用としては「血液量と血圧を調整するホルモン」です。

このANPというホルモンは心臓で作られ運動や筋トレで心臓に戻ってくる血流量が増えると分泌量が増えます。分泌されたANPは血液とともに全身に巡り、腎臓はANPに反応すると排尿を促します。
体液量が多すぎると心臓に負担がかかるので、血液量を調整するために排尿させて量を減らす事は大きな要因と言えます。

ちなみにこのANPは高強度の運動になればなるほど分泌が上昇します。

⑶ 腎臓の反応

トレーニング中は筋肉に多くの血液が流れて内臓への血流が減ります。結果一時的に腎臓の機能が低下する可能性があります。
腎臓は尿を濃縮する作用があり、機能が低下すると尿が減る場合もありますが尿を濃縮できずに頻尿になることがあります。これもまた尿意をもたらす要因です。

余談ですが、
トレーニングや運動の直前に食事を摂らないほうがよいことにも関連していますね。食事を摂り胃や腸(内臓)に血流が集まっている中、トレーニングで筋肉に多くの血液が溜まることで内臓の血液が低下し消化不良が起こります。消化不良になった食べ物は毒素となり得るので気をつけたいところです。

トレーニング前の食事は遅くても2時間前までには済ませましょう!

⑷アミノ酸の利尿作用

トレーニーのみなさまは、アミノ酸を飲みながらトレーニングをする方も多いと思います。

▶️アスパラギン酸
▶️シトルリン
▶️アルギニン

↑これらのアミノ酸には利尿作用があり体内の水分を排泄するように促す作用があります。

トレーニング後にも水分の大量摂取に加えて多くのアミノ酸も摂取することもあります。プロテインもアミノ酸の集合体なので同様作用があります。
これも尿意をもたらす要因ですね。

⑸ 血流の改善

冷えやむくみ、身体のコリやハリなどは血行不良になっていることが考えられます。

古くなった細胞や食品に含まれる添加物、空気と一緒に体内に取り込まれる大気汚染物質など体にとって必要ないものを老廃物と言います。血流が良くないと老廃物を腎臓まで運ぶことができずに滞ってしまい、むくみや便秘の原因となります。
トレーニングや運動で血流が良くなることで老廃物は血液によって腎臓へ運ばれ、尿として体外へと排出されます。

トレーニングや運動をして血流が改善することで老廃物の排泄=尿として排泄していることも要因ですね!老廃物を効率よく排出して体の内側から健康に美しくいるためにもトレーニングは効果的ですね。

■トレーニング中の水分補給は必要か?

ここまで読んでいただいた方は理解していると思いますが、トイレの回数が増えることは2つの要因です。

⑴ 生理的な反応
⑵ 血流改善の好転反応

これらを考えると当たり前かつ身体にとってよいことです🟰水分補給は必要です。

安全のために、トレーニング効率を高めるためにもトレーニングの際は最低でも1時間で500mlは飲むようにしましょう。

こちらのブログに水分摂取についてまとめてありますので併せてチェックしてみてください↓↓

■ まとめ

 いかがでしたでしょうか?
今回はトレーニングや運動後の利尿作用についてのクエッションを解決してきました。

血液には酸素や栄養素の運搬、免疫機能、体温の調節など、生きていく上で必要不可欠な働きが数多くあります。血行が良くなると健康面でも美容面でもうれしい効果があるので、血行を促進させるためにできる生活習慣=トレーニングはとても効果的です。

腎臓のデトックス!!

酵素ファスティングでのデトックス効果もかなり高いので気になる方はこちらのブログをご覧下さい↓↓

ダイエット目的で脂肪燃焼させる上でも水が必要になるタイミングがあります。またここからの時期は気温が上がり熱中症などの危険も高まるので、なるべく普段の生活からも水分補給を心がけて下さい。

パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせたプログラムが提案でき効果的にボディメイクができます。

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【腸腰筋】徹底解説

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「腸腰筋」について詳しくご紹介します。

☑️ 腸腰筋とは 
☑️ 腸腰筋の機能と役割
☑️ 鍛える4つのメリット
☑️ 腸腰筋が硬くなると? 
☑️ 腸腰筋ストレッチ2選 
☑️ 腸腰筋トレーニング2選

腸腰筋を鍛えると運動のパフォーマンス、QOLの向上にも効果的で、日頃から運動をよくする皆さんにとって大切な筋肉です。
では書いていきます。

■ 腸腰筋とは

腸腰筋は3つの筋肉の総称です。

☑︎ 腸骨筋
☑︎ 大腰筋
☑︎ 小腰筋

腸骨筋は名前の通り腸骨(骨盤)に付着している筋肉で、❶腸骨と大腿骨(太もも)❷腰椎と大腿骨をつなぐ筋肉です。

大・小腰筋は腰椎(背骨)と大腿骨を繋ぐ重要な筋肉で、上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉でもあります。骨盤のポジションや正しい姿勢、歩行やランニングなど様々な動きに関与する筋肉です。

腸腰筋はインナーマッスル(深層筋)の一つでもあります。インナーマッスルは身体の深部にある筋肉のため表面的には見たり触れたりしづらく、普段意識する機会は少ないかもしれませんが数多くあるインナーマッスルの中でも重要視され注目されています。今回は3つの中で「大腰筋」にスポットを当てます。

■腸腰筋の機能・役割

腸腰筋にはどのような機能があるのか解説します。

☑︎ 股関節の屈曲(歩く時の腿上げ動作)
☑︎ 股関節を安定
☑︎ 骨盤の前傾
☑︎ 上半身と下半身をつないで安定 

もう少し噛み砕いてみます↓↓

上半身と下半身をつなぐ筋肉は身体の中でも腸腰筋だけで、関節の安定、姿勢の維持に大きく貢献しています。
具体的な日常生活だと、腸腰筋が大きく作用する場面は歩く時や走る時に、足や膝を持ち上げる動作です。
また腰をS字状にキープする働きを持つ腸腰筋は、立ち姿勢をキレイに保つ役割もあります。
スポーツの場面でも、体幹やボディバランスを保つために重要な働きがある腸腰筋は、アスリートにとって欠かせない筋肉となっています。

■腸腰筋を鍛えるメリット

前項で記述した内容とも重複しますが、4つに分けて説明していきます。

⑴ 姿勢改善

上半身と下半身を唯一つなぐ筋肉ゆえに、弱くなったり固まったりすることで不安定になり姿勢が崩れます。
日本人に多い骨盤の後傾も腸腰筋の弱化でも起こります。骨盤が後傾すると背中が丸まり、お尻も垂れたような見た目になってしまいます。

⑵ スポーツパフォーマンス向上

腸腰筋は日本人は大腰筋の使い方が苦手な人種、骨格と言われています。
欧米人の腸腰筋は日本人の2倍の強さがあると研究で多数報告があり特に「大腰筋」が発達しています。これにより見た目ではヒップの位置が上がり、運動では走る機能やジャンプする機能に優れた能力を発揮します。

⑶ 腰痛予防

腸腰筋が弱くなり硬くなると腰痛を引き起こすケースがあります。
腰椎(腰の骨)に付着しているので、その部分の動きが悪くなると腰のS字カーブが崩れてしまい椎間板や棘間靱帯にもストレスがかかり痛みが発生します。
また重力や体重の負荷が分散しずらくなり、股関節や膝、足首の痛みも併発してしまう可能性があります。鍛えることで筋肉の伸縮が生まれ腰痛の予防改善にも効果的です。

⑷ QOL向上

QOL(生活の質)の向上にも鍛えるメリットがあります。
加齢により、身体が丸まりやすくなり前屈みになることで歩幅が狭くなりやすいです。この状態では腸腰筋がより使われなくなり余計に腸腰筋が弱くなってしまいます。
腸腰筋は歩行時の腿上げの機能があるので、弱くなると思ったより足が上がらずつまずく転倒のリスクも高まります⚠︎
骨盤前傾〜背骨を引き上げる機能があるので、年齢に負けない身体作りにも欠かせない筋肉です。

QOL向上についてこちらの記事で詳しく解説しています↓↓

■ 腸腰筋が硬くなり弱くなると?

前項でのメリットの逆の反応ですが、他にマイナス面で言われることが多々あるので一覧で載せていきます。

×歩いている時につまずきやすくなる
×歩くとすぐに疲れてしまう
×体幹が安定しない
×身体のバランスが崩れ不良姿勢
×腰痛になりやすくなる
×猫背や反り腰になる
×下腹部が出てくる
×お尻が垂れてくる
×運動のパフォーマンスが低下する
×便秘になる

このような状態にならないためにも、後ほど紹介する【トレーニング方法・ストレッチ方法】を参考に腸腰筋を鍛えてみてください!

■腸腰筋のストレッチ

筋肉は伸縮する性質があります。
→「伸びない筋肉は縮まない=柔軟性が乏しいと上手く筋肉が使えない」ということ。
トレーニングをする前にまずはストレッチが重要です。ちなみに腸腰筋は深部にあるためマッサージなどでアプローチが難しいのでストレッチが必須です。

今回は2つのやり方をご紹介します。

⑴ 腸腰筋ストレッチ❶

〈動作〉
⒈立った状態で、足を前後に開く
⒉前足の膝を90度くらいまで曲げて、逆の足は膝を着く
⒊膝を着いた足を後ろに引く
⒋ 上体を起こしたまま、後ろ足の付け根を床方向に下げるように筋肉を伸ばす
⒌30秒キープしたら逆も実施する

〈回数〉
30秒×2セット

〈ポイント〉
・イスなどに手を置いて支えてバランスをとる
・骨盤後傾(恥骨を引き上げる)させる
・下腹に力を入れて腰を反らせない
・前の膝はつま先より前に出さない

⑵ 腸腰筋ストレッチ❷

〈動作〉
⒈ストレッチポールを横にして骨盤をあてて上に乗り寝る
⒉骨盤を後傾させるように片足を抱え込む
⒊反対の足を伸ばし下腹部や足の付け根の筋肉が伸びているような感覚になるようにストレッチ
⒋30秒キープしたら逆も実施する

〈回数〉
30秒×2セット

〈ポイント〉
・腰が反らないように足をひきつける
・伸ばした足は脱力する
・下腹に力を入れて腰を反らせない

■ 腸腰筋のトレーニング

ストレッチをして準備万端です!
腸腰筋が弱いと骨盤が後傾してお尻が垂れたような姿勢になってしまいます。背中が丸まりやすいと感じる方はぜひトライしてみましょう。

⑴ シングルレッグレイズ

〈動作〉
⒈仰向けに寝る
⒉片足は90°に曲げて着き、逆足は伸ばす
⒊骨盤をニュートラルにして伸ばした足を逆足のもものラインまで上げる
⒋上で1秒止まり床スレスレまで降ろす
⒌これを繰り返し逆足も実施する

〈回数〉
20回×2セット

〈ポイント〉
・伸びた足の踵を遠ざけるように
・骨盤後傾しやすいので注意
・膝の皿はまっすぐ天井を向ける

⑵ ダブルニーレイズ

〈動作〉
⒈仰向けに寝て両手を三角にして尾骨に少し触れるくらいの位置で床に置く
⒉両膝、両股関節が90°になるように持ち上げる
⒊膝を90°以上に保ち足を床に近づける
⒋腰が反らないとこまで降ろして元の位置まで戻す
⒌これを繰り返す

〈回数〉
15-20回×2セット

〈ポイント〉
・吐いて腹筋に力を入れながら降ろす
・反動がつかないようにゆっくり行う
・腰が反らないよう腰の隙間を潰す

■ まとめ

 今回は腸腰筋の役割、腸腰筋を鍛えることのメリット、腸腰筋が硬くなるデメリット、腸腰筋を鍛えるトレーニング方法・ストレッチ方法などについて紹介しました。
腸腰筋はインナーマッスル(深層筋)の一つで、腰をS字に保つ、体幹を安定させるなど様々な大事な役割があります。ぜひ出来ることから始めてみて下さい。

パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせたプログラムが提案でき効果的にボディメイクができます。

TCFIT PRIVATE GYM(ティーシーフィットプライベートジム)では、トレーニングやダイエット、姿勢など身体のケアに関する情報をブログやinstagramにて発信しております。
興味のある方はぜひ参考にしてください。

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ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
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【ドローイン】TCFITメソッド!

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「ドローイン」について詳しくご紹介します。

☑️ ドローインとは
☑️ ドローインの効果
☑️ “インナーユニット”を活性化
☑️ ドローイン2種類実践

スポーツの現場ではもちろん、今では雑誌やテレビでもドローインの特集などが組まれることもあり、体作りに関心の高い方は知っているワードだと思います。
では書いていきます。

 ドローインとは

「ドローイン」(Draw in)とは、引っ込める、引いて中に入れることを意味しています。
身体で簡潔に表現すると”おへそを背骨に近付けていくように腹部の筋肉を収縮させて腹圧を高める方法”です。

一言でいうとお腹を凹ませることですが、立っている時、仰向けや四つ這い、歩いている時、座っている時などいろんな体勢で「ドローイン」ができることが理想です。今回は「ドローイン」の目的と大事なポイントをお話します。  

スポーツをしている人はもちろん、筋トレをする上でも重要なコントロールなのでぜひ習得していきましょう。

■ドローインの目的・効果

ドローインの効果は相当数あります。
健康にもダイエットにも色々なメリットがあります。

☑️ 体幹が安定する
☑️ 思い通りに身体を動かせる
☑️ 怪我を防止する
☑️ 姿勢が良くなる
☑️ スポーツのパフォーマンスが上がる
☑️ 腰痛の予防・改善
☑️ 深い呼吸ができるようになる
☑️ 自律神経が整う

これをみると物凄い効果ですよね!絶対に習得したいところです。

この中で今回は3つを深掘りして解説していきます。

⑴ 腰痛予防・改善

腰痛の原因は様々ですが、腹筋や体幹が弱っていることは大きな原因です。強化したいのに
腹筋をすると腰が痛くて、、
という腰痛持ちの方も多いのではないでしょうか?

そこで!腰に負担をかけることなくできるドローインでインナーマッスルを活性化、鍛えると腰痛の改善に繋がると考えられています。

医者やスポーツ医学を研究している大学教授の文献などでも「腰痛を和らげるには腰椎や骨盤を安定させるために「腹横筋」と「多裂筋」を活動させることが効果的でそのためにはまず腹筋より先にドローインが良い」ということが紹介されています。

 ⑵ 姿勢が良くなる

猫背や反り腰などの不良姿勢は肩こり、腰痛などの原因に直結しますし、見栄えやスポーツパフォーマンスの点からもいいことがありません。

ドローインで背骨近辺の筋肉群を鍛えることにより、天然のコルセットが出来上がります。
腹圧が高めやすくなり背筋がすっと伸びて姿勢が良くなり、かつその姿勢を保ちやすくなります。

良い姿勢を意識すると腰が疲れるという悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?
これもドローインを行い脊柱起立筋の働きすぎを抑え多裂筋が活性化することで改善する可能性が高いです。

⑶ 深い呼吸ができるようになる

呼吸の話でよくでてくる横隔膜。
普通の筋トレのみで横隔膜を鍛えることはちょっと難しいものです。ドローインなら横隔膜にまでアプローチできるので、呼吸筋が活性化され呼吸が深くなるという効果があります。

横隔膜の動きが悪いと呼吸が浅くなってしまい、血流が悪くなったり、自律神経が乱れメンタル面でも影響が出てしまいます。深い呼吸で酸素をたっぷり取り込むためにもドローインが役立ちます。

安全かつ効果的にトレーニングを行うためにも、日常生活を快適に過ごすためにも「ドローイン」は大切です。ぜひマスターして貰いたいです。

■ドローインで働くインナーユニット

ドローインを正しく行うためには「インナーユニット」と呼ばれる4つの筋肉の働きが必須です。

⑴ 横隔膜
⑵ 腹横筋
⑶ 多裂筋
⑷ 骨盤底筋群

この4つの筋肉が、腹部を囲うようにドーム状のスペースを作っていて、その腹腔内を引き締めて安定させる働きを担っています。

⑴ 横隔膜(おうかくまく)

横隔膜はドーム状の薄い筋肉でできた膜。
胸腔と腹部とを仕切るハンモックのように肋骨の下についています。

息を吸い込む時に最も重要な役割を果たす筋肉です。横隔膜が収縮すると胸腔の長さと直径が増えて、肺が膨らみます。

⑵ 腹横筋(ふくおうきん)

お腹を一周腹巻状で覆っている筋肉が「腹横筋」で、主に腹式呼吸で息を吐く時に働き、体幹部を安定させる役割もあります。
ちなみに、形状や作用から「コルセット筋」とも呼ばれている筋肉。

⑶ 多裂筋

多裂筋は背骨と背骨を繋ぐように付着している小さな筋肉ですが、腰椎の部分だけ多く密度高く存在しています。

背骨が丸まらないように働くスーパー大切な筋肉です。多裂筋は「姿勢維持筋」として重要な役割を担っています。背骨は一つ一つの骨が積み木のように重なっているゆえ安定性に乏しく、靭帯や筋肉で安定性を補強しています。
その代表的な筋肉が多裂筋です。

⑷ 骨盤底筋群

恥骨と坐骨を結ぶように3層でハンモック状についており、骨盤の安定に必要不可欠な筋肉です。

腹腔内の圧を調整するメインの役割は腹圧を高めるために必須。また、正しく働かないと骨盤底筋群は垂れ下がり内臓が下垂してしまいます。
腹部を囲うようにドーム状で形成されると前述しましたが、どれか1つでもかけてしまうとお腹の圧力=腹圧が逃げてしまいます。骨盤底筋群が抜けているとお腹の力が下へ漏れてしまうイメージです。

どの筋肉もドローインをする上で必要不可欠ですが、加齢、運動不足、筋力低下、肥満などの要素で弱くなってしまいます。

画像出典:ヒューマン・アナトミー・アトラス2023より引用

ドローインを実践しよう

今回の呼吸は「腹式呼吸・胸式呼吸ができる方向け」の内容になっていますので、2つのやり方が?の方はこちらのブログを先にご覧下さい↓↓

ドローインで身体の軸となる腹横筋や多裂筋を鍛えることで無理なく良い姿勢を保つことが出来るようになり、その結果、全身の筋肉を効率的に使えるようになります。

今回は2つのやり方をご紹介します。

⑴ 万歳ドローイン

→横隔膜と多裂筋の反応を高めます

〈動作〉
1.仰向けに寝て膝を立てる
2.手を組んで万歳をして伸び上がるように胸式呼吸を数回繰り返す
3.今度は腹式呼吸を繰り返し、息をゆっくり吐きながらお腹を凹ませていく
4.息を吐ききってこれ以上はお腹が凹まないというところまでいったらその状態をキープしながら浅い呼吸を繰りかえす
5.30秒キープしたら力を解いて戻す

〈回数〉
30秒×2セット

〈ポイント〉
・常に上(垂直方向)に伸び続ける
・強くやりすぎない

⑵ 強制ドローイン

→骨盤底筋群と腹横筋の反応を高めます

〈動作〉
1.仰向けに寝て膝を立てる
2.出っ張った骨盤の骨(上前腸骨棘)の指2本内側を触る
3.肛門を軽く引き上げる意識を持つ(女性は産道を引き上げる意識)
4.鼻から吸ってお腹を膨らます
5.息を吐き薄くなったところでキープをしてフッフッと小刻みに息を吐いて触った箇所をピクピク動かす

〈回数〉
30秒×2セット

〈ポイント〉 
・骨盤や背骨が丸まらない
・お腹は常に薄く保つ
・吹き矢を吹くイメージで吐く

インナーユニットはコアな筋肉なので、動画はポールに乗って行いました。

床でも問題ありませんが、意識しずらい方は無駄な力が抜きやすく、背骨が真っ直ぐになるのでポール上がオススメです。

■ まとめ

今回はドローインを解説していきました。呼吸をするために働いているものは勿論筋肉。加齢や運動不足により弱くなってしまいます。

また長時間のデスクワークなどで身体が固まることで呼吸も浅くなり結果的に呼吸筋が弱くなり正しい姿勢を保てなくなるという悪循環が起こります。呼吸法は場所を問わず立ったままでもできるのでぜひ実践して下さい。

どんな呼吸もトレーニングも正しいフォームで行うことが重要です。パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせたプログラムが提案でき効果的にボディメイクができます。

TCFIT PRIVATE GYM(ティーシーフィットプライベートジム)では、トレーニングやダイエット、姿勢など身体のケアに関する情報をブログやinstagramにて発信しております。
興味のある方はぜひ参考にしてください。

プライベートジムTCFIT
代表トレーナー 千葉

ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
酵素ファスティングコースもあり身体の内側からもキレイになれる西麻布にある隠れ家的プライベートジムTCFIT。

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 【呼吸が変わると身体が変わる】正しい呼吸法を習得!

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「腹式呼吸と胸式呼吸」について詳しくご紹介します。

☑️ 呼吸の役割
☑️ 生まれた瞬間からトレーニング
☑️ 呼吸で働く3つの筋肉
☑️「腹式呼吸」と「胸式呼吸」実践

普段の生活で呼吸を意識していますか?
なんとなくしている呼吸ですが使い分けることができます。また正しく行うことでプラスの効果がたくさんあります。
では書いていきます。

呼吸の役割

みなさま普段の生活で呼吸を意識していますか?

「緊張をほぐす為の深呼吸」
「水泳での息継ぎ呼吸」
「大きな声を出すために大きく吸う呼吸」

このような場面で意識的に呼吸をしたという経験はあるのではないでしょうか?

生きるために必要不可欠な呼吸。
呼吸は大きく外呼吸」「内呼吸の2つ過程があります。

メインの働きは酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出すということ。今回はその他にも身体にとってとても重要な役割が沢山あるので、ボディメイクに関連することを中心にご紹介していきます。

⑴ インナーユニットの強化
⑵  正しい姿勢を保つ
⑶  自律神経を整える
⑷  代謝が向上する

では1つずつ解説していきます。

⑴ インナーユニットの強化

呼吸をするために働いているものは勿論筋肉です。筋肉ゆえに使用頻度が低い、正しく使っていないない、また加齢や運動不足により弱くなってしまいます。

呼吸筋は身体の表層の触れるアウターマッスルではなく、深層部にあるインナーマッスルの役割です。
その中でお腹近辺にあるインナーマッスルが活動して呼吸を行うので、意識して随意的に行うことで強化することができます。

⑵ 正しい姿勢を保つ

呼吸筋が弱くなることで身体の各所の硬さが生まれてしまいます。
例えば内臓を覆っている胸郭。肋骨は片側12本ありますが息を吸うことでその間隔は開きますが呼吸筋が弱くなることで動きが悪くなり固まることで猫背の姿勢になってしまいます。
また、背骨は椎骨という1つ1つのブロックが積み重なって出来ていますが、それらを正常な位置に保つ役割も呼吸筋にはあるので、正しい姿勢を保つのに必要不可欠です。

⑶ 自律神経を整える

昨今はストレス社会と呼ばれ、何かと「自律神経が乱れる」と耳にしますよね。

自律神経は大きく「交感神経と副交感神経」に分類され、2つの神経のアンバランスにより「肩コリ、頭痛、不眠、倦怠感、胃痛、吐き気」などさまざまな不調を引き起こします。
これらは不安やストレスなどにより交感神経が過剰に刺激され過敏に働くことで生じる可能性があります。ストレスを受けると呼吸は早く浅くなり副交感神経の反応が薄くなってしまいさらにストレスに感じるという悪循環が生まれます。
こんな症状も呼吸をすることで緩和するとされています。

⑷ 代謝が向上する

呼吸と代謝?一見関係ないように感じるこの2つですが、実は医学的にも解明されています。
カギとなるのは「二酸化炭素
深くゆったりとした呼吸は自然と回数が少なくなり、体内に二酸化炭素が留まる時間が長くなり、それが代謝アップにつながるとされています。

血中のヘモグロビンは、二酸化炭素がなければ、細胞に酸素を届けることができません。酸素が不足するとエネルギーを生み出すミトコンドリアが働くことができず代謝が落ちてしまいます。

つまり、普段から呼吸がゆったりと長い呼吸に切り替われば、酸素が細胞に届きやすくなり代謝が高まっていくということです。

■産まれた瞬間からトレーニング

前述したように、普段無意識で行っている呼吸にこんな沢山の効果があるなんて驚きですよね。

そして呼吸を始め、インナーマッスルを働かせて正しい姿勢を保つことは、お母さんのお腹から産まれた瞬間から無意識で始まっています。

子供は1歳になるまでに「まっすぐ立って歩く」これを知らずうちに目標としています。
まず初めに泣く事で呼吸のトレーニングを開始しています。
その後、うつ伏せで背面や背骨の力、ずり這いで肩甲骨周囲、高這いで四肢の安定、四つ這い(ハイハイ)で小関節や体幹部の強化、そしてつかまり立ちをしてバランス感覚を養って真っ直ぐ立って歩くと本能で進んでいきます。すごい。

発育発達は体のメカニズム的にとても効率の良い順で鍛えています。
といったように誰から教わるわけではなく呼吸は誰しも行ってきたもの。

ただ上手い下手があるのも事実です。

■呼吸で働く筋肉

呼吸はインナーマッスルをメインとして様々な筋肉が活動しています。
今回は3つの主要筋肉をご紹介します。

⑴ 横隔膜
 肋間筋
 腹横筋

体幹トレーニングをする上でも重要な筋肉なので1つずつ解説していきます。

⑴ 横隔膜(おうかくまく)

横隔膜はドーム状の薄い筋肉でできた膜。胸腔と腹部とを仕切るようにハンモックのように肋骨の下についています。

息を吸い込む時に最も重要な役割を果たす筋肉です。横隔膜が収縮すると胸腔の長さと直径が増えて、肺が膨らみます。
肺で呼吸をしている」と思われがですが、肺単体で動くことはなく周囲の筋肉や骨の動きによって伸ばされたり縮まったりして呼吸をしています。
ちなみに焼肉の部位ではポピュラーな”ハラミ”が横隔膜です。

⑵ 肋間筋(ろっかんきん)

肋間筋は肋骨と肋骨の間にある3層の薄い筋です。「内肋間筋と外肋間筋」に分かれます。

外肋間筋は吸う時肋骨を引き上げて胸郭を広げます。内肋間筋は吐く時に肋骨を下げて胸郭をせばめる働きがあります。
スペアリブみたいですね。

⑶ 腹横筋(腹横筋)

聞き馴染みのある筋肉ですね。
お腹を一周腹巻状で覆っている筋肉が「腹横筋」で、主に腹式呼吸で息を吐く時に働き、体幹部を安定させる役割もあります。別名、形状や作用から「コルセット筋」とも呼ばれている筋肉。

実際に呼吸をすると肋骨や筋肉はこのように動いています↓↓吸う時肋骨が開き、横隔膜が下がり、吐く時肋骨が締まり、横隔膜が上に上がるのがわかりますね!

腹横筋・横隔膜・多裂筋・骨盤底筋群」この4つの筋肉をインナーユニットと呼び、呼吸はもちろん、体幹トレーニングをする時に重要な筋肉です。ここはまた後日解説します。

■「腹式呼吸と胸式呼吸」実践しよう

〇〇呼吸と呼ばれるものは数多くありますが、基本の呼吸は「腹式呼吸」と「胸式呼吸」です。

どちらも無意識で使い分けて行っていますが、無意識で行うためには意識的に実践していくことで無意識下での呼吸の質が高まっていきます。今日から寝る前に繰り返し行って使い分けできるように練習してみてください。

⑴ 腹式呼吸

呼吸をするときにお腹に意識を向け、横隔膜の上下運動を利用した呼吸法。
副交感神経が優位に働くのもポイント。

〈効果〉
☑︎ リラックスしたい時
☑︎ 気持ちを落ち着けたい時
☑︎ 睡眠の質を高める
☑︎ 便秘解消

〈動作〉
⒈ 仰向けで膝を90°に曲げる
⒉ 鼻から吸いお腹を膨らます
⒊ 口から吐いてお腹を凹ます
⒋これを繰り返す

〈回数〉
1分×2セット

〈ポイント〉
・細く長く優しくやる
・肩〜背骨〜骨盤が反ったり丸まったりしない
・おへそ〜下腹を動かすイメージ
・お腹に手を置くとわかりやすい

⑵ 胸式呼吸

呼吸をするときに胸に意識を向けた呼吸法。交感神経が優位に働くのもポイント。

〈効果〉
☑︎ 集中力を高めたい
☑︎ トレーニングの質を高める
☑︎ 猫背の改善
☑︎ 胸郭の柔軟性を高める

〈動作〉
⒈ 仰向けで膝を90°に曲げる
⒉ 鼻から吸い胸(胸郭)を膨らます
⒊ 口から吐いて肋骨を引き下げる
⒋これを繰り返す

〈回数〉
1分×2セット

〈ポイント〉
・細く長く優しくやる
・吸う時に反りやすいので注意
・肋骨に手を置くとわかりやすい
・肩の力を入れない

今回動画でも使用してblogでよくご紹介するストレッチポールの上で行うとムダな力が抜けて効果的に行えるのでオススメです。
ベーシックセブンを実施して身体をリセットしたのちに呼吸を行うのが1番効果的です↓↓

■まとめ

今回は呼吸法の基本となる腹式呼吸と胸式呼吸の2つを解説してきました。

呼吸をするために働いているものは勿論筋肉。加齢や運動不足により弱くなってしまいます。また長時間のデスクワークなどで身体が固まることで呼吸も浅くなり、結果的に呼吸筋が弱くなり正しい姿勢を保てなくなるという悪循環が起こります。

今日から寝る前の呼吸をぜひ実践して下さい。

どんな呼吸もトレーニングも正しいフォームで行うことが重要です。パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせたプログラムが提案でき効果的にボディメイクができます。

TCFIT PRIVATE GYM(ティーシーフィットプライベートジム)では、トレーニングやダイエット、姿勢など身体のケアに関する情報をブログやinstagramにて発信しております。
興味のある方はぜひ参考にしてください。

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代表トレーナー 千葉

ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
酵素ファスティングコースもあり身体の内側からもキレイになれる西麻布にある隠れ家的プライベートジムTCFIT。

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