【アンチエイジングには筋力トレーニング】速筋繊維と遅筋繊維どちらを優先的に鍛える?

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉拓郎です。

今回は「アンチエイジングには筋力トレーニング」について詳しくご紹介します。

☑️ 速筋繊維と遅筋繊維どちらが衰えやすい?
☑️ 速筋繊維を鍛えるメリット
☑️ 日本人の苦手な背面のトレーニング
☑️ まとめ

「アンチエイジング」かなり魅力的なワードではないでしょうか?美容に関心の高い方は勿論、どんな方でもアンチエイジングに興味関心はあると思います。そんなアンチエイジングに筋トレは最適な運動です。では書いていきます。

■速筋繊維と遅筋繊維どちらが衰えやすい?

まず初めに、人間の身体を動かしている骨格筋の特徴について詳しくみていきます。
骨格筋を構成している筋繊維は2種類あります。

⑴速筋繊維(白筋)
⑵遅筋繊維(赤筋)

1つずつ解説します。

⑴速筋繊維(白筋)

速筋繊維には酸素を蓄える「ミオグロビン」というたんぱく質が少ないため白っぽい色をしているので白筋とも呼ばれます。酸素が少ないため無酸素運動で活躍します。

収縮のスピードが速く、瞬時に大きな力を発揮することができます。一方で収縮を保ちにずらく疲れやすいという特徴があります。
20歳前後から速筋の萎縮が起こるので加齢とともに衰えやすいのはこの速筋繊維です。

⑵遅筋繊維(赤筋)

遅筋には「ミオグロビン」が多く含まれるため赤い色をしており赤筋とも呼ばれます。酸素をたくさん蓄えているためエネルギーを多く作り出すことができ有酸素運動で活躍します。

収縮スピードが遅く、瞬時に大きな力を発揮することはできないものの繰り返し収縮しても疲れにくく、長い時間にわたって同じ程度の力を発揮し続けることができます。速筋繊維と反して年をとっても衰えにくい筋肉で、マラソンなど長距離走で活躍します。

日本人の遺伝子の筋繊維の割合
速筋繊維30%、遅筋繊維70%が平均と研究されています。これを考えても速筋繊維を有効に鍛えたいですね。

■速筋繊維を鍛えるメリット

今回の記事であるアンチエイジングの観点からすると、加齢で衰えやすい筋繊維は速筋繊維ということがわかりましたが、他にもたくさんの効果があります。速筋繊維の割合はアウターマッスル(表層筋)が多く見た目にもわかりやすいとも特徴です。

⑴見た目が引き締まる
⑵筋肉量が増え太りづらい身体になる
⑶脂肪が目立たなくなる

1つずつ解説します。

⑴見た目が引き締まる

速筋が適度に発達すると、身体が引き締まってキレイなボディラインを作ることができます。脂肪が落ちても速筋繊維でボディラインを形成出来ていないと理想的な見栄えにはなりずらいです。

⑵筋肉量が増え太りづらい身体になる

速筋を鍛える=筋肉量が増えることになります。すなわち消費カロリーを増やすことにも繋がりますので、痩せやすくなるというメリットもあります。間違いなく筋肉量が多い方が基礎代謝、活動代謝が向上します。

⑶脂肪が目立たなくなる

⑴の項で見た目が引き締まると解説しましたが、それとも通ずるものですが身体は比率、メリハリがとても重要です。

男性なら胸板が厚くなるとお腹は薄く見えます。女性ならヒップアップすると足は細く見えます。お腹も筋肉量が少ないと体脂肪が10%に近づいても割れて見えずらく、一方でしっかり腹筋を備えていると体脂肪15%でも割れたお腹が見ることができます。

速筋繊維を鍛えると、血行促進や脂肪燃焼、冷え性の改善など、アンチエイジングに効果が期待できます。また、速筋繊維の損失が「サルコペニア」という高齢者の転倒リスクを高める症状に大きく影響しているため、速筋繊維を鍛えることは、エイジングケア、アンチエイジングの観点からとても重要度が高く効果的といえます!

速筋繊維を鍛えることは「QOLの維持・向上」にも有効であることがわかりますね↓↓

■速筋繊維を鍛える運動

ここまで読んでいただいた方は、アンチエイジングには速筋繊維を鍛えることが効果的なんだとわかっていただけたと思います。

そんな速筋繊維を鍛える1番有効な運動は「筋トレ・トレーニング」です。トレーニングは種目や負荷、回数やセット数の設定次第で速筋繊維も遅筋繊維も効率的にできる運動です。ただし、自分に合った運動強度を必要なレベルまで引き上げることが重要です。自分でそのレベルまで持っていけない方はパーソナルトレーニングは最適です。続かないペースや継続できないボリュームではなく長く続けられるよう工夫をしましょう!

速筋繊維を鍛えるのにも大きな筋肉を鍛えることでその恩恵を受けることが出来ます。また日本人が割合的に弱いとされている下半身背面のトレーニングはおすすめです↓↓

■まとめ

今回はに「速筋繊維はアンチエイジング」についてまとめていきました。

加齢とともに落ちていきやすい速筋繊維を鍛えると、血行促進や脂肪燃焼、冷え性の改善など、アンチエイジングに効果が期待できます。また高齢者の転倒リスクを高める症状に大きく影響しているため、速筋繊維を鍛えることは、エイジングケア、アンチエイジングの観点からとても重要度が高く効果的といえます。色々な運動がある中でトレーニングは最も速筋繊維を有効に鍛えることのできる運動です。正しい知識をつけて効果的に健康的にボディメイクしていきましょう。

パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせたプログラムが提案でき効果的にボディメイクができます。

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プライベートジムTCFIT
代表トレーナー 千葉拓郎

ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
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