みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉拓郎です。
今回のテーマは「グルテン」についてです。
☑️ グルテンとは
☑️ 健康への悪影響は?
-小麦アレルギー(即時型アレルギー)
-グルテン過敏症(遅延型アレルギー)
-セリアック病(自己免疫疾患)
☑️ グルテンフリーとは?
☑️まとめ
芸能人やモデルがこぞって生活に取り入れたことで認知が広まった「グルテンフリー」
小麦を食べると体調不良を起こす「グルテン不耐性」など、グルテンという存在は何かと悪者にされがち。
でも、そもそもグルテンがどういうものかわかりますか?今回は、そんなグルテンについて解説します。
■グルテンとは?
グルテンとは【小麦粉に水を加えてこねることでできる成分のこと】です。
パスタやピザ、パンやスイーツなど”小麦”を使用している食品ほとんどにグルテンが含まれています。小麦粉には「グルテニン」と「グリアジン」という2種類のたんぱく質が含まれていて、こねることで絡み合って「グルテン」に変化します。
グルテンには、パスタのもちっとした食感、パンをふわふわにするなど食べ物をおいしくする効果がある反面、体への様々な悪影響も指摘されています。
パンやパスタが好きな女性は多いのではないでしょうか?
■健康への悪影響は?
小麦製品のおいしさには欠かせないグルテンですが、一方で悪影響もたくさんあります。
現代の日本人の80〜90%は小麦が合わない体質(グルテン不耐性)だと言われています。それは小麦に含まれているグルテンが原因です。
⑴小麦アレルギー(即時型アレルギー)
⑵グルテン過敏症(遅延型アレルギー)
⑶セリアック病(自己免疫疾患)
日本人の身体の構造は、グルテンを摂取すると免疫細胞が「グルテンを異物や有害なもの」とみなして攻撃し、さまざまなアレルギー症状を引き起こすとされています。
⑴小麦アレルギー(即時型アレルギー)
小麦は卵、牛乳とともに3大アレルゲンと呼ばれ、体内に入ると抗体が反応して炎症物質を出します。
▶︎症状
皮膚のかゆみ、蕁麻疹(じんましん)、くしゃみ、鼻水、腹痛、下痢、喉の違和感 etc..
⑵グルテン過敏症(遅延型アレルギー)
グルテンを摂取してから、数時間から数日経って反応が出てきます。グルテンと抗体が結合し症状を引き起こします。
▶︎症状
頭痛、めまい、うつ病、倦怠感(けんたいかん)、情緒不安定、アトピー、喘息ext..
③セリアック病(自己免疫疾患)
小腸の上皮細胞にグルテンが取り込まれると、免疫細胞は有害物質が入ってきたと勘違いして攻撃します。すると小腸絨毛(じゅうもう)突起が傷つき、栄養吸収ができなくなってしまいます。
▶︎症状
慢性の下痢、腹部膨満感、慢性疲労、過敏性腸症候群 etc..
どんなものにも良し悪しがあるので一概に悪いとは言えませんが、多くの研究結果ではこのようなことが言われています。。
ただ、アレルギー症状は先天的な身体には合わないだけではなく、後天的な過剰摂取(食べ過ぎ)が原因とも言われています。
■グルテンフリーとは
いつからかよく聞くようになったこのワード。もともとグルテンフリーはグルテンでアレルギー症状が出る人たちの体質改善が目的の食事法でした。
そこから2010年代以降、アメリカで原因不明の体調不良に苦しんでいたアスリートやセレブの間でグルテンを制限したことで良い効果を実感する声が広がりました。
「体調が回復した」
「ダイエット効果もある」
「肌がキレイになった」
など一定のポジティブな実感が得られてことで効果的だと注目されて広まったとされています。
それ以降さらにグルテンの悪影響が研究する記事が増え、グルテンを摂取しない「グルテンフリー」という食事法がアスリート達の間で流行り出しました。
それを機に日本でもアスリートや芸能人の中で流行り始め、同時期に「腸活」「ファスティング」など腸内環境をキレイにするという知識が広まり始めてより一層加速したのではないかと考察しています。
⼩⻨に含まれるグルテンは、消化しにくいたんぱく質の構造をしています。現代では、遺伝子組み換えによりさらに消化し難いたんぱく質構造へと変わってきているので、より一層消化器官への負担は増えています。
腸はとても大切な臓器で、近年「第二の脳」と言われており、身体の状態だけではなく”心の状態”も映し出します😀
“腹が立つ””太っ腹”など「腸(腹)と心(脳)を結び付けた言葉」が多いですね!
腸内環境を整えるために大切なことは、グルテン(⼩⻨製品)を控えることだけではありません。少しずつ、腸に優しいケアをしてあげましょう。ストレスのない範囲でグルテンフリーやグルテンを控える生活を送ることは、身体だけでなく心も整っていきます。
ファスティングについてはこちらのblogで詳しくまとめています↓↓↓
グルテンは身体が「異物」と判断するケースが多くの人に当てはまり、アレルギー症状として現れる可能性が高いということ。
アレルギーの強さや期間は人によって異なるので控えるに越したことがないであろうということですね。
■まとめ
グルテンについてまとめていきました。
「一⻑一短」という言葉があるように、良い面があれば、そうではない面もあります。
良い面ばかりを鵜のみにせず、ご自身の体調や体質と相談しながら、グルテンフリー生活を楽しく取り入れていきましょう。健康に気を遣いながらも、ジャンクなものや美味しいものが食べたい。偏りすぎず適度な制限を設けていきましょう!
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興味のある方はぜひ参考にしてください。
プライベートパーソナルジムTCFIT
代表トレーナー 千葉拓郎
ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
酵素ファスティングコースもあり身体の内側からもキレイになれる西麻布にある隠れ家的プライベートパーソナルジムTCFIT。