【食事誘発性熱産生】食べて燃やす!

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「食事誘発性熱産生」について詳しくご紹介します。

☑️ 食事誘発性熱産生とは 
☑️ 3つの消費エネルギー代謝
☑️ 栄養素別の代謝の違い 
☑️ DITを高める5つのポイント 
☑️ まとめ

今回はダイエット向きの内容ですが、ダイエットのみならず健康、美容の面からも代謝を高めたいと考えている方は多いと思います。
このブログを読んだその日から少しの意識で代謝を高めることができます。
では書いていきます。

食事誘発性熱産生とは

聞き馴染みのないワードですが、みなさま毎日この代謝を起こして生活しています。

みなさま食事をすると身体がポカポカと温かくなるのを感じますよね?

これは食事誘発性熱産生DIT(Diet Induced Thermogenesis)と呼ばれる消費エネルギーによる代謝が起きています。

食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、その中の一部が「体熱」となって消費されます。ようは100kcalのものを食べても100kcal全ては吸収されないということ。食事はエネルギーを補給しながら同時にエネルギーを消費しているということです。

3つの消費エネルギー代謝

ダイエット中は、食べ物を摂った時の摂取エネルギーと活動して消費するエネルギーとのバランス「エネルギー収支」がとても重要です。

どんなに身体に良いものでも、摂取カロリーが上回れば太ります。

消費エネルギーには大きく3つの代謝があります。

⑴基礎代謝
⑵生活活動代謝
⑶食事誘発性熱産生

1つずつ解説します。

⑴基礎代謝

良く代謝の話で出てくるワードですね。
寝ている間も消費され、呼吸や内臓など生命を維持するために必要なエネルギー代謝です。何もせず生きてるだけで”1日の消費エネルギーの約70%”を占めています。

やや話がそれますが、体組成計などでも容易に測ることができる基礎代謝。その基礎代謝よりも明らかに摂取エネルギーが低い方を見受けることがあります。生命維持に必要なカロリーを摂らないのは身を削っている=骨や筋肉が分解されやすくなるのでなるべく基礎代謝分のカロリーは最低でも摂取することをお勧めします。

⑵生活活動代謝

読んで字の如く。
運動やトレーニングをした時は勿論、日常生活での動作で身体を動かすときに使われる消費エネルギーのことです。 活動する強度・頻度・時間によって個人差はありますが1日の消費エネルギーの約30%”を占めると言われています。

⑶食事誘発性熱産生

今回のテーマです。
食後は、体内に吸収された栄養素が分解され運搬されその一部が熱となってエネルギーが消費されます。このため食事をした後は安静にしていてもエネルギー代謝量が増えます。”1日の消費エネルギーの約20%”を占めます。
ただし食事の頻度や内容によっては下がってしまいます。もったいない。

ご紹介した3つで1日のエネルギー消費量です。

【1日の消費量の割合まとめ】
基礎代謝量:60%
生活活動代謝量:30%
食事誘発性熱産生:1­0%

食事の中にもこの消費エネルギーが高いもの低いものがありますので、次項で代謝の違いを解説していきます。

■栄養素別の代謝の違い

食べ物にはカロリーがあり、エネルギーとして消費されるわけですが栄養素によって消費されるカロリーは異なります。

その違い、高代謝の理由を押さえておきましょう!またカロリーは基本的に三大栄養素と呼ばれるものにあるので合わせて載せていきます。

⑴たんぱく質
☑︎ 1gあたり4kcal ☑︎ DIT:30%
⑵脂質
☑︎ 1gあたり9kcal ☑︎ DIT:4%
⑶炭水化物
☑︎ 1gあたり4kcal ☑︎ DIT:6%

▶️たんぱく質が断トツで食事誘発性熱産生(DIT)が高いです。

たんぱく質はアミノ酸が結合したペプチドが層になる複雑な構造をしています。 この複雑な構造によって、たんぱく質は他の栄養素よりも消化・吸収するために使用されるエネルギー量が多くなります。これがたんぱく質の食事誘発性熱産生が高くなる理由です。

たんぱく質は健康のため、筋肉をつけるために必要ですがダイエット目的で消費カロリーを高めるためにも必要なのがわかりますね!

たんぱく質についてこちらのblogで細かく解説しています↓↓

また食事誘発性熱産生を高めるテクニックもあるので次項で解説していきます。

■DITを高める5つのポイント

1日の消費エネルギーの10%を占めているDIT。日々の意識で高めることができます。

⑴ 良く噛んで食べる
⑵ 食事の回数を減らさない
⑶ 温かいものを食べる
⑷ たんぱく質の摂取量を増やす
⑸ 食べる時間帯に注意

1つずつ解説していきます。

⑴ 良く噛んで食べる

良く噛んで食べると、交感神経が刺激されて消費エネルギーが増えます。流動食よりも固形物をしっかり噛んで食べることで食事誘発性熱産生(DIT)が高まるので「1口30回」を目指して下さい。良く咀嚼することは食べ過ぎ防止にも繋がります。

⑵ 食事の回数を減らさない

ここまで読んでいただいてるのでわかると思いますが、食事誘発性熱産生は1日のエネルギー消費量の10%を占めているので、1日1食など回数が少ないとカロリー消費が下がります。基本は3食の習慣をつけて下さい。
コントロールできる方は3食で食べている量を4回に分ける”分食”と呼ばれる方法もDITが高まり、ダイエットにも効果的です。

⑶温かいものを食べる

温かいものを食べるとカラダが温まって代謝が上がり、脂肪の燃焼が促進されます。体温が低いほど基礎代謝が低く、食べた物のエネルギー代謝が劣り、脂肪を溜めこみやすい体質になります。
体温とダイエットは密接な関係があり「体温が1℃上がると基礎代謝は10%近くアップします。」温かい食べ物を選んで、カラダを温めるようにすることで、食事誘発性熱産生アップに繋がります。

⑷ たんぱく質の摂取量を増やす

前項で説明した通り、たんぱく質は他の栄養素よりも食事誘導熱産生(DIT)の割合が高く消費エネルギーを増やすために有効!
誤ったダイエットは、食事制限により筋肉量が減り、基礎代謝が低下しやすくなります。ダイエット中は、筋肉を構成するタンパク質をしっかりと取り入れたバランスの良い食事を摂り普段よりカラダを多く動かすことが大切です。

⑸食べる時間帯に注意

夜遅くの食事は胃腸に負担をかけるだけでなく、食事誘導熱産生(DIT)が低下することがわかっています。
朝型と夜型の食生活を比較した場合、夜型の食事誘導熱産生(DIT)が低くなる研究結果が多く発表されています。また夜遅い食事が続くと肥満につながる可能性もあるのでできるだけ意識したいところです。

この観点から朝食は大切なのがわかると思います。朝の段階で食事を摂り体温を上げられると1日の消費カロリーを高める効果があります。

朝食の重要性についてはこちらのブログをご覧ください↓↓

■まとめ

 いかがでしたでしょうか?

今回は食事誘発性熱産生(DIT)について載せていきました。基礎代謝=1日の消費エネルギーを高めたい方にとって有益な上手な食事テクニックだったのではないでしょうか。基礎代謝や運動代謝を高める温活のためにも効果のある内容でした。

パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせたプログラムが提案でき効果的にボディメイクができます。

TCFIT PRIVATE GYM(ティーシーフィットプライベートジム)では、トレーニングやダイエット、姿勢など身体のケアに関する情報をブログやinstagramにて発信しております。
興味のある方はぜひ参考にしてください。

プライベートジムTCFIT
代表トレーナー 千葉

ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
酵素ファスティングコースもあり身体の内側からもキレイになれる西麻布にある隠れ家的プライベートジムTCFIT。

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【水分補給攻略】喉が渇いたら脱水症状?

皆さんこんにちは!
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は【水分補給】について詳しく解説していきます。

身体の中の水分量について
水分不足で筋トレ効果半減?!
水分不足で身体に負担がかかる
トレーニングにおすすめの水分補給
一日の水分量・摂るタイミングなどpoint

みなさま一日どれくらい水分を摂っていますか?
水分は身体にとって非常に大切。喉が渇かないからあまり水分を摂らないという方も最後まで読むと毎日意識して水分を摂るようになるはず!

トレーニング、ランニングやゴルフなどのスポーツをやる上でも水分補給についての知識はプラスになるのでぜひ学んでいきましょう。
では書いていきます。

■筋トレ中に水分補給をすべき理由とは?

「筋トレ中はどうして水分補給した方がよい?」
「たくさん水分を摂りすぎるとお腹がタプタプになって、筋トレに支障が出るんじゃ…。」

パーソナルトレーニング中「では水分を補給しましょう」と頻繁に言われませんか?

実は筋肉と水分は密接な関係があり、トレーニング中に水分補給をすることはかなり大切。
水分が筋トレにどんな影響をもたらすのか?
まずは、筋トレをする時に水分補給が大事な理由を解説していきます。

■身体の中の水分量

まずはじめに水分補給が重要な理由として、人の体は60-70%が水分です。

人間の体は超デリケート。
たった2%でも失われたら運動能力が劇的に低下。
3%でかなり危険な状態に陥ります。。

特に「筋肉と血液」にはたくさんの水分が貯蔵されています。
寝ていて足がつりやすいと感じている方!
これも水分不足が考えられます。正しい知識で正しく水分を補給していきましょう。

水分不足で筋トレの効果が半減

前項で人の身体は60-70%が水分と説明しました。

Q.どこにそんなに水分が貯蔵されているのでしょうか?

A.答えは【筋肉と血液】

筋肉は水分の貯水池とも言われており約75%が水分でできています。
筋トレ時は水分がどんどん抜けていくためこまめな水分補給がとても大事。

脱水状態は血液が一時的にドロドロになり、筋肉に酸素や十分な栄養が届きません。
筋肉自体も水分が失われてしまうので、トレーニングで起きる筋肉の収縮で筋肉内の摩擦も生まれてしまいます。

水分不足の発生

トレーニングのパフォーマンス低下

筋肉の摩擦でストレス大

トレーニング後の疲労回復低下

筋肉がつきずらくなる

トレーニング効果が下がる

水分が失われるだけでトレーニング効果が下がると思うと、なんてもったいないのでしょう。。

また、吐き気やめまい、頭痛などの症状を起こすこともあります。
安全に効果的にトレーニングをするためにも水分はたくさん摂るように意識しましょう。

■水分不足で身体に負担がかかる

水分が不足することで運動をしていない時にも身体に負担がかかります。
特に美容の感度が高い方、トレーニングをしている方は該当する可能性が高い内容なので抑えておきましょう。

筋トレをしている方は、タンパク質を多く摂取する方が多いと思います。

その摂取したタンパク質のうち少量は使用されずに、腎臓で窒素とアンモニアに分解されます。窒素は無害ですが、アンモニアは人体にとって有害。
アンモニアは肝臓で毒性の低い尿素に変えて、腎臓で尿にして体外へ排出しています。
この一連の流れは通常時ならスムーズに行われるのですが、水分が低下すると血液中の窒素濃度が高くなります。
つまり、濃度の高い毒素を分解する必要があるので、肝臓や腎臓の負担が上昇し内臓がダメージを負ってしまいます。。

こういったことを避けるためにも、常に正常が水分量が確保されるようにし、血液中の毒素濃度を低く保つことがポイントです。

タンパク質を多くとる人は通常以上に水分を摂った方がよいということです。

■トレーニングにおすすめの水分補給

運動以外での水分の必要性がなんとなくわかってもらえたかなと思います。
ここからはトレーニングをするなら意識しておきたい水分補給方法を紹介していきます。

①トレーニング前の水分補給
②こまめな水分補給
③喉の渇きを感じていなくても飲む

上手な水の飲み方は、サプリメントやプロテインなどの効果を高めるだけでなく、筋トレにも良い影響が出ます。
ぜひ参考にしてください。

◎水分補給のポイント①
【トレーニング前に水分を補給】

トレーニングを始める前の水分量は意識したことがありますか?
運動中ではない、筋トレ前のここは意外と忘れがちです。筋トレ前に喉が渇いていないと、水分を摂らずにそのまま筋トレを始めてしまいがち。
運動前の身体の水分量が不足していると運動のパフォーマンスが低下してしまいます。
筋トレ中は発汗、蒸発などで急激に身体中の水分が抜けていくため、必ず運動前に水分を補給しましょう。

◎水分補給のポイント②
【こまめに少量ずつ摂取する】

筋トレ中は汗をかいてすごく喉が乾きますよね。
でも喉を潤すために一度に大量の水を飲み過ぎるのは△。
大量の水分を飲むとトレーニング後に摂るプロテインや食事が体内に取り込みきれず、効果が薄まってしまいます。それにお腹がちゃぽちゃぽしてしまい運動しずらいです。

水分補給は1時間で500ml~800mlくらいを目安にこまめにが最適。
血行も良くなり、筋肉に十分な栄養素を届け、筋肉の成長を促進させます。

◎水分補給のポイント③
【喉の渇きを感じていなくても飲む】

「のどが乾いたら水分を摂る」
実はのどの渇きを感じた時点で軽度の脱水症状といわれています。
水分を摂ってすぐに身体に吸収されるわけではないので、、時すでに遅し。。
喉の乾きが無くてもトレーニング中は常に水分が必要量保たれるよう前述した通り、こまめに水分を摂取しましょう。

余談ですが、、
半身浴をして汗をかくと体重が減り、浮腫みがとれ痩せた!と感じる方がいらっしゃいます。
もちろん、皮下水分=浮腫みが減ることはあります。これまで読んでくれた方はわかると思いますが、それ以上に筋肉内、血液中の水分が出て行っている比率が多い可能性があるので要注意。

ちなみに水分が抜け体重が落ちてもその時体脂肪を測るといつもより高めに出ます

詳しくはこちらのブログをチェックしてください。

半身浴は美容目的でも効果的で、汗と一緒に不要な塩分や老廃物も排出されます。
ただ身体の60~70%は水分でありとても重要な役割があるので、汗をかいたと同じくらいの水分を摂りながらがおすすめです。
まさに「命の水」です。

■水分や脱水に関するポイント

水分の重要性について大分理解が深まったのではないでしょうか。
ここからさらにいくつか水分補給についてのポイント、注意点を載せていきます。

☑︎水は飲む美容液
☑︎起床時の水分補給を忘れずに!
☑︎コーヒーやお酒でも水分補給になる?
☑︎飲むだけでなく食べて水分を摂る
☑︎糖質制限をしている方は脱水になりやすい

1つずつ解説します。

◎水は飲む美容液!

エステに行っても良い化粧品を使っていても、身体、肌や細胞の水分が不足していると本末転倒。
良質な水を飲むことで身体全体が潤います。
キレイな方ほど水をよく飲んでいますよね。

◎起床時の水分補給を忘れずに!

朝起きて必ずトイレに行くと思います。
そして朝は水分量が不足している時間帯なので起きたらコーヒーを飲む前に必ずコップ一杯の水を飲む習慣をつけてください。

◎コーヒーやお酒でも水分補給になる?

飲料(コーヒーやお茶等)、お酒による水分はトイレが近くなる経験はありませんか?
それらのものは吸収されにくく、そのまま体外に排出される割合も高いです。

効率よく身体に水分を補給するためには、水そのものを摂取した方が◎。
お茶を選ぶ時はノンカフェインのものをチョイスしましょう。

◎飲むだけでなく食べて水分を摂る

「一日1~1.5ℓの水を飲みましょう!」
と言われていますよね。もちろんそれくらいの水分補給は理想的ですが、ただ全てを水を飲んで補給する必要はありません。
食事・食品に含まれている水分から摂取することも大切です。
食事からの摂取は、炭水化物・たんぱく質を分解される際にも水は生成され(代謝水)体内に取り込みやすいです。

みずみずしいフレッシュな野菜も「水分+補酵素」も一緒に摂れるので素晴らしいと思います。
補酵素についてはこちらで解説しています↓↓

◎糖質制限をしている方は脱水になりやすい

炭水化物(=糖質)を極端に制限している方は水分が失われやすいです。
糖質1gは水分3gと一緒に身体に吸収されます。
ということは、炭水化物を制限していると水分が身体に貯蔵されづらくなるということ。

ダイエット中の方はより水分を多く摂らなくてはいけないというのはこういったことも関係しています。
1日1食など食事の回数が少ない方も水分不足になりやすいと言われているのにもこういったことが関連しています。
よりこまめに水分を補給する必要はありますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
水はとても重要な栄養素といっても過言ではありません。健康、美容目的でも水は大切。運動中は勿論、これからの季節は水分が失われやすくなるのでこれまで以上に水分補給を心がけてみてください。

パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせたプログラムが提案でき効果的にボディメイクができます。

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 【呼吸が変わると身体が変わる】正しい呼吸法を習得!

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「腹式呼吸と胸式呼吸」について詳しくご紹介します。

☑️ 呼吸の役割
☑️ 生まれた瞬間からトレーニング
☑️ 呼吸で働く3つの筋肉
☑️「腹式呼吸」と「胸式呼吸」実践

普段の生活で呼吸を意識していますか?
なんとなくしている呼吸ですが使い分けることができます。また正しく行うことでプラスの効果がたくさんあります。
では書いていきます。

呼吸の役割

みなさま普段の生活で呼吸を意識していますか?

「緊張をほぐす為の深呼吸」
「水泳での息継ぎ呼吸」
「大きな声を出すために大きく吸う呼吸」

このような場面で意識的に呼吸をしたという経験はあるのではないでしょうか?

生きるために必要不可欠な呼吸。
呼吸は大きく外呼吸」「内呼吸の2つ過程があります。

メインの働きは酸素を取り込んで二酸化炭素を吐き出すということ。今回はその他にも身体にとってとても重要な役割が沢山あるので、ボディメイクに関連することを中心にご紹介していきます。

⑴ インナーユニットの強化
⑵  正しい姿勢を保つ
⑶  自律神経を整える
⑷  代謝が向上する

では1つずつ解説していきます。

⑴ インナーユニットの強化

呼吸をするために働いているものは勿論筋肉です。筋肉ゆえに使用頻度が低い、正しく使っていないない、また加齢や運動不足により弱くなってしまいます。

呼吸筋は身体の表層の触れるアウターマッスルではなく、深層部にあるインナーマッスルの役割です。
その中でお腹近辺にあるインナーマッスルが活動して呼吸を行うので、意識して随意的に行うことで強化することができます。

⑵ 正しい姿勢を保つ

呼吸筋が弱くなることで身体の各所の硬さが生まれてしまいます。
例えば内臓を覆っている胸郭。肋骨は片側12本ありますが息を吸うことでその間隔は開きますが呼吸筋が弱くなることで動きが悪くなり固まることで猫背の姿勢になってしまいます。
また、背骨は椎骨という1つ1つのブロックが積み重なって出来ていますが、それらを正常な位置に保つ役割も呼吸筋にはあるので、正しい姿勢を保つのに必要不可欠です。

⑶ 自律神経を整える

昨今はストレス社会と呼ばれ、何かと「自律神経が乱れる」と耳にしますよね。

自律神経は大きく「交感神経と副交感神経」に分類され、2つの神経のアンバランスにより「肩コリ、頭痛、不眠、倦怠感、胃痛、吐き気」などさまざまな不調を引き起こします。
これらは不安やストレスなどにより交感神経が過剰に刺激され過敏に働くことで生じる可能性があります。ストレスを受けると呼吸は早く浅くなり副交感神経の反応が薄くなってしまいさらにストレスに感じるという悪循環が生まれます。
こんな症状も呼吸をすることで緩和するとされています。

⑷ 代謝が向上する

呼吸と代謝?一見関係ないように感じるこの2つですが、実は医学的にも解明されています。
カギとなるのは「二酸化炭素
深くゆったりとした呼吸は自然と回数が少なくなり、体内に二酸化炭素が留まる時間が長くなり、それが代謝アップにつながるとされています。

血中のヘモグロビンは、二酸化炭素がなければ、細胞に酸素を届けることができません。酸素が不足するとエネルギーを生み出すミトコンドリアが働くことができず代謝が落ちてしまいます。

つまり、普段から呼吸がゆったりと長い呼吸に切り替われば、酸素が細胞に届きやすくなり代謝が高まっていくということです。

■産まれた瞬間からトレーニング

前述したように、普段無意識で行っている呼吸にこんな沢山の効果があるなんて驚きですよね。

そして呼吸を始め、インナーマッスルを働かせて正しい姿勢を保つことは、お母さんのお腹から産まれた瞬間から無意識で始まっています。

子供は1歳になるまでに「まっすぐ立って歩く」これを知らずうちに目標としています。
まず初めに泣く事で呼吸のトレーニングを開始しています。
その後、うつ伏せで背面や背骨の力、ずり這いで肩甲骨周囲、高這いで四肢の安定、四つ這い(ハイハイ)で小関節や体幹部の強化、そしてつかまり立ちをしてバランス感覚を養って真っ直ぐ立って歩くと本能で進んでいきます。すごい。

発育発達は体のメカニズム的にとても効率の良い順で鍛えています。
といったように誰から教わるわけではなく呼吸は誰しも行ってきたもの。

ただ上手い下手があるのも事実です。

■呼吸で働く筋肉

呼吸はインナーマッスルをメインとして様々な筋肉が活動しています。
今回は3つの主要筋肉をご紹介します。

⑴ 横隔膜
 肋間筋
 腹横筋

体幹トレーニングをする上でも重要な筋肉なので1つずつ解説していきます。

⑴ 横隔膜(おうかくまく)

横隔膜はドーム状の薄い筋肉でできた膜。胸腔と腹部とを仕切るようにハンモックのように肋骨の下についています。

息を吸い込む時に最も重要な役割を果たす筋肉です。横隔膜が収縮すると胸腔の長さと直径が増えて、肺が膨らみます。
肺で呼吸をしている」と思われがですが、肺単体で動くことはなく周囲の筋肉や骨の動きによって伸ばされたり縮まったりして呼吸をしています。
ちなみに焼肉の部位ではポピュラーな”ハラミ”が横隔膜です。

⑵ 肋間筋(ろっかんきん)

肋間筋は肋骨と肋骨の間にある3層の薄い筋です。「内肋間筋と外肋間筋」に分かれます。

外肋間筋は吸う時肋骨を引き上げて胸郭を広げます。内肋間筋は吐く時に肋骨を下げて胸郭をせばめる働きがあります。
スペアリブみたいですね。

⑶ 腹横筋(腹横筋)

聞き馴染みのある筋肉ですね。
お腹を一周腹巻状で覆っている筋肉が「腹横筋」で、主に腹式呼吸で息を吐く時に働き、体幹部を安定させる役割もあります。別名、形状や作用から「コルセット筋」とも呼ばれている筋肉。

実際に呼吸をすると肋骨や筋肉はこのように動いています↓↓吸う時肋骨が開き、横隔膜が下がり、吐く時肋骨が締まり、横隔膜が上に上がるのがわかりますね!

腹横筋・横隔膜・多裂筋・骨盤底筋群」この4つの筋肉をインナーユニットと呼び、呼吸はもちろん、体幹トレーニングをする時に重要な筋肉です。ここはまた後日解説します。

■「腹式呼吸と胸式呼吸」実践しよう

〇〇呼吸と呼ばれるものは数多くありますが、基本の呼吸は「腹式呼吸」と「胸式呼吸」です。

どちらも無意識で使い分けて行っていますが、無意識で行うためには意識的に実践していくことで無意識下での呼吸の質が高まっていきます。今日から寝る前に繰り返し行って使い分けできるように練習してみてください。

⑴ 腹式呼吸

呼吸をするときにお腹に意識を向け、横隔膜の上下運動を利用した呼吸法。
副交感神経が優位に働くのもポイント。

〈効果〉
☑︎ リラックスしたい時
☑︎ 気持ちを落ち着けたい時
☑︎ 睡眠の質を高める
☑︎ 便秘解消

〈動作〉
⒈ 仰向けで膝を90°に曲げる
⒉ 鼻から吸いお腹を膨らます
⒊ 口から吐いてお腹を凹ます
⒋これを繰り返す

〈回数〉
1分×2セット

〈ポイント〉
・細く長く優しくやる
・肩〜背骨〜骨盤が反ったり丸まったりしない
・おへそ〜下腹を動かすイメージ
・お腹に手を置くとわかりやすい

⑵ 胸式呼吸

呼吸をするときに胸に意識を向けた呼吸法。交感神経が優位に働くのもポイント。

〈効果〉
☑︎ 集中力を高めたい
☑︎ トレーニングの質を高める
☑︎ 猫背の改善
☑︎ 胸郭の柔軟性を高める

〈動作〉
⒈ 仰向けで膝を90°に曲げる
⒉ 鼻から吸い胸(胸郭)を膨らます
⒊ 口から吐いて肋骨を引き下げる
⒋これを繰り返す

〈回数〉
1分×2セット

〈ポイント〉
・細く長く優しくやる
・吸う時に反りやすいので注意
・肋骨に手を置くとわかりやすい
・肩の力を入れない

今回動画でも使用してblogでよくご紹介するストレッチポールの上で行うとムダな力が抜けて効果的に行えるのでオススメです。
ベーシックセブンを実施して身体をリセットしたのちに呼吸を行うのが1番効果的です↓↓

■まとめ

今回は呼吸法の基本となる腹式呼吸と胸式呼吸の2つを解説してきました。

呼吸をするために働いているものは勿論筋肉。加齢や運動不足により弱くなってしまいます。また長時間のデスクワークなどで身体が固まることで呼吸も浅くなり、結果的に呼吸筋が弱くなり正しい姿勢を保てなくなるという悪循環が起こります。

今日から寝る前の呼吸をぜひ実践して下さい。

どんな呼吸もトレーニングも正しいフォームで行うことが重要です。パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせたプログラムが提案でき効果的にボディメイクができます。

TCFIT PRIVATE GYM(ティーシーフィットプライベートジム)では、トレーニングやダイエット、姿勢など身体のケアに関する情報をブログやinstagramにて発信しております。
興味のある方はぜひ参考にしてください。

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ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
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 【自重トレーニング】自宅で背中を鍛える

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「初心者にもおすすめ!自重トレーニング」について詳しくご紹介します。

☑️ 自重トレーニングについて
☑️ 自重トレーニングのメリット
☑️ 自重トレーニングのデメリット
☑️ 効果を引き出す2つの秘訣
☑️ 自重背中トレーニング3選

一刻も早く筋トレの効果が欲しくて毎日自重トレーニングをしている方もいるのではないでしょうか?正解?不正解?

効率的に筋肉を成長させるためにもぜひ最後までお付き合い下さい。では書いていきます。

■ 自重トレーニングについて

筋トレというと、マシンや重いダンベルなどを上げたり下げたりするトレーニングをイメージしますよね?
自重トレーニングとは、自分の体重を利用し負荷を与えるトレーニングです。
自重トレーニングはマシンやダンベルなどの道具を使わず、自分の身体を使ってトレーニングをするので、場所を選ばず自宅でも取り組みやすいです。

筋肉にかかる負荷がそれほど強くないので、筋トレが苦手な方でも自分のペースで少しずつ始められます。初心者でもすぐに取り組めるほどメニューの種類も豊富なので、鍛えたいと思っている部位ごとにトレーニングを行うのが効果的です。

また多くの一流アスリートが自重トレーニングを行っています。
自重トレーニングは、筋トレ初級者はもちろんのこと、上級者の方でも高い効果を得られるトレーニング方法です。

■ 自重トレーニングのメリット

「正直、自重トレーニングよりも器具を使う筋トレの方が効果ありそうだな」
と考えている方は多いと思います。
しかし筋トレ上級者の方は必ずと言っていいほど自重トレーニングを行っています。自重トレーニングが上手くできないと器具を使うトレーニングは難しいとも言えます。

自重トレーニングをするメリットとは何なのでしょうか?
今回は3つに分けて詳しく解説していきます。

⑴ いつどこでも鍛えられる
⑵ ケガをしにくい
⑶ 基礎筋力が身につく
⑷ 全身バランスよく鍛えられる

1つづつ解説していきます。

⑴ いつどこでも鍛えられる

1つ目のメリットは、いつでもどこでも手軽に鍛えることができるということ。
自重トレーニングは、フリーウエイトやマシントレーニングと違って、体を鍛えるための道具が必要ありませんその為、自宅のワンスペースで手軽に鍛えることができます。

自重トレーニングのやり方を紹介する動画や本は多く存在してるので、それらを真似することから始めても十分効果を得ることができます。

⑵ケガをしにくい

2つ目のメリットは、ケガをしにくいという点。
自分の体重が負荷になるので、重いダンベルやバーベルを扱う時と比べて多少フォームが崩れてもケガにつながってしまうというリスクは低くなります。

自己流でジムでトレーニングをして肩や腰を痛める方は少なくないです。
これはフォームや負荷の設定、トレーニングの頻度など正しくないことが考えられます。
勉強は塾へ行くように、筋トレはパーソナルジムで一度基礎を学んだ方が安全かつ効果的と言えます。

⑶ 基礎筋力が身につく

自重トレーニングは基礎的な筋力をつけるという目的でも効果的です。
いきなりダンベルやマシンで負荷をコントロールするのは難しく、正しく筋肉に効かせられないこともあります。例えば男性で腕立て伏せが出来ないならベンチプレスよりもまずは腕立て伏せが出来るようにトレーニングした方がよいと筆者は考えています。

トレーニングを始めたばかりの体力に自信の無い方は自重トレーニングで基礎的な筋肉をつけてから、フリーウエイトやマシントレーニングにチャレンジすると結果的に成果への近道です。
長期的に筋トレをしていきたいと考えている人ほど自重トレーニングと器具を使用したトレーニングを織り交ぜながら鍛えることが理想的です。

⑷ 全身バランスよく鍛えられる

4つ目のメリットは、全身バランスよく鍛えることができること。

自重トレーニングは、例えば前述した腕立て伏せ伏せで胸筋を鍛えるためのトレーニングも、全身的に動作する種目がほとんど。そのため、複数の筋肉、体幹や関節をバランス良く動かす必要があります。
1つの種目でもたくさんの筋肉が動員するので身体のバランスや連動性も高まる効果もあります。

■ 自重トレーニングのデメリット

ここまでご紹介したように、自重トレーニングで体を鍛えることは多くのメリットがあります。

一方で、自重トレーニングにはデメリットも存在します。

⑴ 筋肉をピンポイントに鍛えにくい
⑵ 負荷の調整ができない

解説していきます。

⑴ 筋肉をピンポイントに鍛えにくい

自重トレーニングのメリットでも解説しましたが、自重トレーニング種目の多くは筋肉を複合的に動かしながら鍛えます。

前述したように腕立て伏せでは、胸、腕の筋肉以外に背筋、腹筋などを同時に動かしています。そのため、〇〇筋をピンポイントで鍛えたいという場合は、自重トレーニングよりもウエイトトレーニングなどの方が効果があります。

全身をバランス良く鍛えるという点では効果の高い自重トレーニングですが、特定の部位をピンポイントで鍛えることには不向きです。

⑵ 負荷の調整ができない

2つ目のデメリットは、負荷の調整ができないことです。

ダンベルやバーベルなどを使った筋トレはプレートなどの重さを変えれば負荷の調整が可能ですが、自重トレーニングは体重が負荷になるのでそう上手くできません。

なぜ負荷の調整が必要かという点に関しては、筋肥大、筋持久力の向上などトレーニングの目的によってかけるべき負荷、必要な回数が違うからです。
例えば胸板を厚く、大胸筋を筋肥大させたい男性は腕立て伏せがありますが、ある一定以上のレベルになったらそれ以上の負荷はかけられません。

■ 自重トレーニングの効果を引き出す秘訣

自重トレーニングを新たに始めようとしている方や思ったような効果が出ていない方!
ここでは、自重トレーニングの効果を最大限に引き出す秘訣をご紹介します。自重トレーニングで効果を引き出す秘訣はどの筋トレをする上でも重要です。
これを機に正しい知識を身につけましょう。

⑴ 正しいフォームを身に付ける

1つ目の秘訣は、正しいフォームを身につけることです。
どれだけ頑張って筋トレをしても、正しいフォームができていなければ効果は半減してしまいます。またケガをする恐れがあります。

筋トレをする前に必ず正しいフォームを確認しましょう。スマホで自分の動きを撮影して確認する方法がおすすめです。自分の考えているフォームと不一致があるかもしれません!

⑵ 正しい頻度と続けられる強度

2つ目の秘訣は正しいトレーニング量と頻度を守ること

「自重トレーニングなら毎日やっても大丈夫」

という声をよく耳にしますが、毎日違う部位を鍛えるなら良いですがそうでない場合はこの考え方は間違いです。
筋肉の成長を促すには必ず休息日が必要だからです。筋肉が回復するまでには少なくとも”48時間”は空けてから次のトレーニングを実施してください。週3くらいまでがベストということですね。

「筋肉痛がなければ大丈夫」
「 腹筋は回復が早いから大丈夫」

これらも間違いです。
筋肉痛がなくても疲労回復は必要で、腹筋も他の部位の筋肉と同様必ず休息が必要です。 
また1日のトレーニング量は長くても”30分まで”がおすすめ。ハードにするほど疲れやストレスで長続きしなくなってしまいます。
筋トレは、継続することが最も大切。自分のレベルに合わせて「これならなんとか続けられそう」という程度に調整しましょう。

誤った知識で自重トレーニングを毎日続けていたら、逆に筋肉量を減らしてしまう可能性があるので正しく実施しましょう。
トレーニング後の過ごし方〜筋肉の超回復についてこちらのblogで詳しく解説しています↓↓

 おすすめ自重トレーニング3

今回は”自宅では鍛えづらい”とされている「背中・背面のトレーニング」を3種目ご紹介します。

⑴ リバースエルボープッシュ
⑵ クロスホールド
⑶ クロスエクステンション

日本人の骨格は猫背、円背と呼ばれる丸まりやすい背中をしているのでぜひ姿勢改善のためにも、週一のパーソナルトレーニングにプラスして新たな刺激をぜひ試してみてください。

⑴ リバースエルボープッシュ
▶︎広背筋・菱形筋

〈動作〉
⒈ 膝90°で仰向けになる
⒉ 肘を曲げ肘で床を押し身体を上げる
⒊ 上げ切ったら一度止め力の抜けないところまで戻す
⒋これを繰り返す

〈回数〉
15-20回×2-3セット

〈ポイント〉
・肩甲骨を寄せる意識
・顔が前に出ないように
・背中が丸まらないように

⑵ クロスホールド
▶︎
脊柱起立筋・体幹部全体

〈動作〉
⒈ 四つ這い姿勢をとる
⒉ 対角の手脚を挙げ伸ばす
⒊ 身体と手脚が一直線になったところでキープ
⒋これを繰り返す

〈回数〉
30-60秒×2-3セット

〈ポイント〉
・手と太ももは垂直に着く
・アゴが上がらないように
・捻りがでないように

⑶ クロスエクステンション
▶︎
脊柱起立筋・体幹部全体

〈動作〉
⒈ うつ伏せになり手足を伸ばす
⒉ 対角の手脚を上げ身体を持ち上げる
⒊ 上げ切って一瞬止まり元の位置に戻る
⒋ 逆側も行う

〈回数〉
各10回×2-3セット

〈ポイント〉
・下についている手脚で床を押すに
・お腹、お尻の力を抜かない
・アゴが上がらないよう

ウォーミングアップとして背骨を中心に全身の脱力を促してから出来るとさらに効果的です。

▶️オススメは”ストレッチポールを使ったベーシックセブン”です。詳しくは動画付きでこちらのblogで解説しています↓↓

■ まとめ

いかがでしたでしょうか?

自重トレーニングも毎日やるのではなく、しっかり回復させ無理なく継続することが大切です!
どんなトレーニングも正しいフォームで行い、筋肉に適切な負荷をかけることが重要です。

パーソナルトレーニングジムでは、プロのトレーナーからその人に合った教科書には書いていない個人に合わせた筋トレのプログラムが提案でき効果的な筋トレができます。

TCFIT PRIVATE GYM(ティーシーフィットプライベートジム)では、トレーニングやダイエット、姿勢など身体のケアに関する情報をブログやinstagramにて発信しております。
興味のある方はぜひ参考にしてください。

プライベートジムTCFIT
代表トレーナー 千葉

ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
酵素ファスティングコースもあり身体の内側からもキレイになれる西麻布にある隠れ家的プライベートジムTCFIT。

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筋トレ後眠くなる?〜原因と対策

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「筋トレ後に眠くなる?原因と対策」について詳しくご紹介します。

☑️ 筋トレをして眠くなる5つの原因 
☑️ 眠くならないための対処法
☑️ 筋トレの翌日も眠くなる人は要注意!
☑️ 筋トレ後眠い時は寝ていいの?
☑️ まとめ〈体作り3原則〉

筋トレ後に眠気に襲われたことがある方も多いのではないでしょうか?
自分の身体に起こるクエッションはクリアにして対策まで知識として吸収していきましょう。
では書いていきます。

■ 筋トレをして眠くなる5つの原因

筋トレをした後って、すごく眠くなりますよね?ジム帰りの電車でウトウトしてしまう経験をしたことある方もいるのではないでしょうか。

筋トレ後に眠くなる原因を5つ挙げてみます。

  • 筋トレで疲れている
  • 血糖値の低下
  • 成長ホルモンの分泌
  • 体温の急激な低下
  • 自律神経のシフトチェンジ

 筋トレで疲れている

すごくシンプルですが、筋トレをして身体が疲れている
筋トレをすると、筋肉にダメージが加わります。そして栄養を摂り休息することで超回復して筋肉がさらに強くなります。そのため、激しいトレーニングで疲労した筋肉を回復するエネルギーを蓄えるために、身体と脳が休息を欲して眠くなるという仕組み。
筋トレでしっかり筋肉を刺激できた合図と思えば、トレーニング後の睡魔も嬉しくなりますね。

 血糖値の低下

血糖値の低下も原因の1つです。
筋トレは、思っている以上にエネルギーを消費します。特に無酸素運動と呼ばれる筋トレは糖質がエネルギー源となるので、血糖値が下がり眠くなります筋トレ前の食事で糖質(炭水化物)を補給することで緩和できます。

筋肉をつけて身体を大きくしたい男性、お尻の筋肉をつけてヒップアップをしたい女性のみなさんは「筋トレの2時間前に糖質(炭水化物)」を摂ることでパフォーマンスがアップするのでおすすめです!

 成長ホルモンの分泌

これまでトレーニングでは疲労物質と呼ばれていた乳酸が分泌されます。
乳酸濃度が高まると成長ホルモンの分泌が促進され、成長ホルモンは筋肉の修復や体の組織を回復させるために重要なホルモンです。
本来は睡眠時に発生するホルモンのため、分泌されると眠くなります。

筋トレだけでなく、低血糖や飢餓状態の時にも成長ホルモンは分泌されます。トレーニング後眠くなりやすく外せない予定がある人は筋トレの強度を相談しても良いかもしれません。

 体温の急激な低下

体温の急激な低下も原因の一つ。
筋トレをすると、汗をかくほど身体が温まりますよね。その反動でトレーニング終了後は体温が一気に低下しますが、その際眠気に襲われるのです。睡眠と体温は関係性があり、就寝時は体温は下がっているのでそれと同じ状況がトレーニング後に起こることが考えられます。

 自律神経のシフトチェンジ

自律神経には、昼間や活動しているときに活発になる「交感神経」と夕方以降やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」があります。

筋トレ中は交感神経が優位になり心拍や体温を上げ機能を高めようとしています。その反動もあり筋トレ後は副交感神経が優位になり、身体をリラックスさせようと働きます。この自律神経の反応により眠気が起こり得ます。

この作用は身体のオンとオフの切り替えが上手になるということ、つまり自律神経を整える効果もあります。普段寝つきが悪い方や常に身体の力が入ってしまう方にもトレーニングはおすすめです。

■ 筋トレ後眠くならないための対処法

筋トレ後に眠くなるのは困るという人のために対処法をご紹介します。
全てを完璧にこなさなくても良いので、できる範囲で行ってみてください。

 糖質を摂取

筋トレ前後で糖質を摂取しましょう。
糖質が枯渇し、血糖値が低下して眠くなるのを防げます。ただし満腹状態で筋トレをするのは逆効果。満腹になると副交感神経が優位になり、パフォーマンス低下に繋がってしまいます。

筋トレ後の糖質は減少したグリコーゲンを補えます。このタイミングでも摂りすぎると必要以上に血糖値が急上昇して眠気が増してしまいます。お米を食べることに抵抗のある方はバナナがおすすめです。糖質だけでなくビタミンやミネラルも豊富でコンビニでも簡単に買うことができるので持ち歩く必要もありません。

 カフェインをとる

コーヒーや緑茶などカフェインを含む飲み物を摂取すると睡魔に襲われにくくなります。
トレーニングの30分前にカフェインを摂取すると”集中力アップと脂肪燃焼の効果”も期待できます。ただ利尿作用があるので水分不足にならないためにもトレーニング中は1時間で最低でも500mlの水を飲めるといいですね。
日本では懸念されがちなカフェインですが、厚生労働省でも健康な成人ならマグカップ3杯までは許容範囲となっています。

 ストレッチなどでクールダウン

筋トレ後に眠くなる原因の1つが体温の急激な低下なので一気に体温が下がらないために、クールダウンとしてストレッチも効果的。
また筋トレ後はなる早で着替えて汗が冷え急激に体温が下がらないようにして、体温を徐々に下げることができるように工夫してみましょう。

■ 筋トレの翌日も眠くなる人は要注意!

筋トレ後のみならず眠気が何日も続く場合は要注意です。

⑴ 普段からエネルギーが不足している

ブドウ糖を始めとする糖分(炭水化物)が足りないと筋トレに身体が耐えられません。
ダイエット目的で普段からあまり炭水化物を極端にを摂らない人は注意が必要です。
筋トレするときはエネルギーが必要になるため、普段から必要量摂取しましょう。

過度な糖質制限は健康を害してしまう可能性が高いのでおすすめはできません。

 睡眠が不足している

翌日も眠くなる人は単純に睡眠時間が足りていない可能性があります。どんなに頑張って筋トレをしても、しっかりと身体を休ませられていなければ効果を得られません。
筋肉を成長させるためには、筋トレと同じくらい十分な栄養補給と睡眠が重要です。遅い時間のスマホいじりを控え、なるべく夜ふかしを避けて睡眠時間を確保しましょう。

■ 筋トレ後眠い時は寝ていいの?

寝てはいけないと思っている方も多いですが、筋トレ後どうしても眠くなったら仮眠をとるのも1つの手段です。
トレーニング後に予定がないのであれば、15〜30分の仮眠をとればスッキリしますよ!
皆さんご存知の通り筋トレ後の1時間以内はゴールデンタイムと呼ばれ効率よく筋肉が栄養を吸収してくれます。
仮眠前にアミノ酸やプロテインと低血糖を防ぐために適量糖質を摂るのがオススメです!

■まとめ

いかがでしたでしょうか?
筋トレ後に眠くなってしまうのは、しっかりと筋肉を刺激できた証拠です。

しかし、予定があって仮眠を取れない人もいますよね。筋トレ後の強度を下げたり、事前にカフェインと糖質を摂って眠くなりにくくしましょう!また何日も眠い状態が続く場合は普段の生活にも目を向けてみてください。栄養を補給し、しっかりと体を休ませてあげてください。

身体を作る基本は【運動+栄養+睡眠】その結果、筋肉が成長します。

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補食(間食?)に〇〇を取り入れる!

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「補食にオススメな〇〇」について詳しくご紹介します。

☑️ 補食と間食の違い
☑️ 捕食で〇〇をおすすめ!
☑️ 〇〇を摂るメリット
☑️ 摂る時の注意点

、、補食??

あまり聞きなれない方も多いと思いますがボディメイクする上でとても大切です。
では書いていきます。

■ 補食と間食について

間食」と「補食」同じように使われる言葉ですが、捉え方が異なります。
まずは定義を理解していきましょう。

⑴ 間食(かんしょく)

その字のごとく「食事と食事の間に食べる物」であり「おやつ」の位置付けではないでしょうか?
筆者千葉も幼少期15時になるとおやつにカステラを食べるものだと認識していました。

⑵ 補食(ほしょく)

補食は「補う食事」と書き、つまり不足した栄養を補う食べ物です。
朝・昼・夕の3食で補えないエネルギーと栄養素を補給するための食事と捉えて下さい。

同じように聞こえるかもしれませんが、子供は糖質代謝が高いので、甘いお菓子やおにぎりなどの間食でエネルギーを補食しているのは理にかなっています。

大人はどうでしょうか、、??

身体作り、健康のために必要な栄養が足りていないと目的の身体は作りずらいといっても過言ではありません。
今回どんな目的に対しても日本人が足りていない栄養素のオススメをご紹介します。

■ 捕食で「卵」がオススメ

いきなり答えが出ましたが、補食で「卵」を食べるのはオススメです。

卵は、身体作りだけではなく、健康、ダイエット、アンチエジング、筋肉をつけるなど多くの目的で必須の栄養素の「タンパク質」を手軽に摂ることができます。

卵は「完全栄養食品」と呼ばれておりさまざまな栄養素が含まれています。また、卵に含まれるタンパク質は、優良性を示すアミノ酸スコアが満点の100点です。

アミノ酸スコアは簡潔に言うと、体内で作れない9種類の必須アミノ酸が、必要量に対してどのくらい含まれているかを0〜100の数字で表した指標。
つまり、100点満点である卵はアミノ酸バランスに優れた質の良いタンパク質を含んでいるということが証明されています。効率的にタンパク質を補給することができます。

ダイエット中は、摂取カロリーが減るので筋肉の材料になるタンパク質の摂取量も減りがちです。その結果、筋肉量も一緒に減っていく可能性があります。。筋肉量が減ってしまうと基礎代謝が落ちて、太りやすく痩せにくい体になってしまいます。そうならないためにも、良質なタンパクが含まれている卵を活用して筋肉へ栄養を送りましょう!

■ 卵を取り入れるメリット

卵を取り入れるメリットはたくさんありますが、今回は6つのメリットをご紹介します。

⑴ タンパク質が豊富

卵のタンパク質量は、1個あたり約6〜7g
前述したように卵のタンパク質はアミノ酸スコアが100点満点と良質です。

1日に摂取したいタンパク質量
筋トレしない場合:体重×0.8g〜1g
筋トレする場合 :体重×1.5〜2g

上記のたんぱく質が必要ですが、0.8g摂れていない方も多いのが多いと思われます。
体重60kgの人であれば、1日に必要な量の約10%を卵1つで補えます。

タンパク質について詳しくは
【タンパク質】徹底解説”こちらのブログで解説していますので合わせてご覧下さい。

⑵ 低糖質

卵は低糖質食材です。
糖質量は、1個あたりたったの0.1gです。
当日は血糖値を上げる栄養素であり乱高下することでインスリンが過剰に分泌され、インスリンには血液中にある糖を脂肪細胞に取り込むように促す働きがあります。
つまり、多く分泌されるということは体脂肪がより蓄積されるということに繋がるので、低糖質の卵はインスリンの分泌を抑えられ体脂肪を蓄積しにくいといえます。ダイエット中も積極的に摂れる食材です!

⑶ 栄養バランス◎

卵は完全栄養食と呼ばれおり、栄養価に優れていて多くの栄養素が補給できます!

☑️タンパク質
☑️脂質
☑️炭水化物
☑️カリウム
☑️カルシウム
☑️マグネシウム
☑️亜鉛
☑️ビタミンA
☑️ビタミンE
☑️ビタミンB群
☑️鉄分
☑️葉酸

こんなにも多くの栄養素が卵が摂れます。すごい。

唯一、ビタミンCと食物繊維は含まれていないので一緒に野菜を意識して摂取することで、さらに栄養バランスを整えられます。
特にダイエット中は、栄養バランスが偏りがちで脂肪が減るだけではなく、筋肉も痩せ細ってしまう可能性があるので、少しでも栄養バランスの取れた食事をするためにも卵はオススメです。

⑷ 腹持ちが良い

ゆで卵の良質なタンパク質は消化がゆっくりと行われるので、腹持ちが良いのも特徴です。
昼食と夕食までの間、15時の補食に卵!理にかなっています。

生卵や半熟は吸収が早く行われるので、この効果を期待する場合はゆで卵が食べ応えがあり満足感を得やすいと思います。

プロテインを飲んだ方は「プロテインを飲むとお腹いっぱいになった」という経験をしたことあるのではないでしょうか?これもタンパク質の効果でもありゆで卵でも同じことが言えます。

⑸ 手軽にゲットできる

コンビニやスーパーでも簡単に手に入ります
「お腹が空いてどうしても我慢できない」というときは、オニギリではなくゆで卵という選択をしてみて下さい!
やや塩分は気になりますがおでんの具としてもポピュラーでコンビニで買えますね。

ゆで卵は調理で油を使わないのもメリットの1つです。ダイエット中はムダな摂取カロリーを減らしたいですよね?油(脂質)は1gあたり9kcalもあり、卵を調理する場合はお湯で茹でるだけのゆで卵はおすすめです。

⑹作り置きができる

作り置きができるのも、ゆで卵のメリット。
殻付きのままで冷蔵庫に入れれば、3〜4日間保存できます。

■ 卵を摂る注意点

⑴ 高カロリーな調味料をつけない

卵のカロリーは、1個あたり約74kcal。
すごい低カロリーというわけではありませんが、白米を茶碗1膳(200g)は約336kcalあることから考えても卵を食べることで太るということではありません。
ただし、マヨネーズなど脂質の多いハイカロリーな調味料をつけることでオーバーカロリーになってしまうことは考えられるので要注意です。

⑵ ゆで卵以外からも栄養摂取

ゆで卵だけからタンパク質を摂るのはおすすめしません。〇〇だけダイエットはなど偏った食事は間違った食事制限です。3食バランスよく食べることが大前提+αです。

卵は完全栄養食と呼ばれてますが、色々なものから摂りながら食事に追加したり、捕食で取り入れるのがオススメです。

⑶ 1日2個、多くても3個まで

1日2個、多くても3個までにできると良いです。大量に食べるとカロリー、脂質過多になる可能性もあるので要注意。

子供の頃親に、卵は1日1つでないとコレステロールがどうこう、、と言われていましたが、もう昔の話で今は厚生労働省も謳っていません。
他の食材も食べてバランスよくいきましょう。

■まとめ

いかがでしたでしょうか?

卵は完全栄養食品と呼ばれ、タンパク質も豊富でみなさまの不足しがちな栄養素を補うのにとても効果的です。
間食で甘いお菓子を食べがちな方は、今日からは補食としてゆで卵を取り入れてみてください。

TCFIT PRIVATE GYM(ティーシーフィットプライベートジム)では、トレーニングやダイエット、姿勢など身体のケアに関する情報をブログやinstagramにて発信しております。
興味のある方はぜひ参考にしてください。

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ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
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【お酒×筋トレ】

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「お酒×筋トレ」について詳しく解説していきます。

筋肉質な人ってお酒も強そう…

なんていうイメージをお持ちの方、多いのではないでしょうか。筆者もお酒が強そうと良く言われます。
これから筋トレで身体作りをしようとしている人はもちろん「筋トレもお酒も両方大切だ!」という人も必見です。
今回は、飲酒がボディメイクにとってどのような影響があるのかを改めて考えていきたいと思います。

☑️ お酒(アルコール)の及ぼす影響
☑️ お酒はエンプティカロリーだから太らない?
☑️ アルコールの糖質に注意
☑️ アルコールによる食欲増進
☑️ お酒を楽しむ7つの対策!

ではこの5つに分けて書いていきます。

■ お酒(アルコール)の及ぼす影響

忘年会やクリスマス、お正月と12月から1月にかけてはお酒を飲む機会が増える時期だと思います。
今回は改めてボディメイクに対してどんな影響があるのか色々な視点から調べました。

まず飲酒に対してネガティブな項目は多数見えてくるので順にご紹介します。

 テストステロン分泌低下

アルコールによる筋トレへの弊害として挙げられるのが、ホルモンの一つ「テストステロン」分泌への影響。
テストステロンは摂取したタンパク質を合成させ筋肉を作るという働きを持っています。
筋トレの刺激によって分泌されるのですが、アルコール摂取によりこのテストステロンの分泌量が減少してしまいます。
もったいない。

⑵ コルチゾール分泌で筋肉の分解が促進

ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」というホルモンが存在します。
アルコール摂取によってコルチゾールは分泌され血糖値をコントロールする働きがあります。
コルチゾールはエネルギー源である糖を生み出すために「筋肉の分解を促進」させてしまう作用があります。頑張って鍛えてついた筋肉量の低下に繋がってしまいます。
くやしい。

 筋肉合成を促すシグナル伝達経路の活動が低下

トレーニングをしたりタンパク質を摂ることで、筋肉の合成を促す「mTOR(たんぱく質キナーゼ)」と呼ばれるシグナル伝達経路が活発になります。
しかし、アルコールを摂取することでmTORの活動が低下するという結果が研究で解っています。
結果的に筋肉の合成が「約3割」減ってしまうと言われています。
もったいない。

性別問わず目的には筋肉量を増やすことは欠かせないと思います。そんな中お酒にはこのようなネガティブな作用があるのです。。

■お酒はエンプティカロリー

お酒はエンプティカロリーと呼ばれ、飲んでもすぐに使われるから太らない
という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。

実際アルコールには度数に関係なく「1gあたり7kcal」とエネルギーがあるものの、肝臓ですぐに分解が始まりエネルギーとして使用されます。

ただし、アルコールのエネルギーを消費している時は食事から摂取したエネルギーは消費されず後回しになるので食事からのカロリーは全て貯蔵されると言えます。また肝臓を含めて内臓がアルコール分解に全力を注いでいるためその間の代謝が落ちてしまいます。
その結果、エネルギー過多となってしまい余った分のエネルギーが体脂肪として蓄積されてしまうというメカニズム。太らないというのは間違いですね。

■ アルコールの糖質に注意

ビール、ワイン、日本酒などの「醸造酒はカロリーは低いものの糖質が多く含まれています

今回はビールを見ていきますが、主原料は大麦の麦芽。それに含まれるでんぷん質をビール酵母が分解してアルコールに変化させることでビールが出来上がります。
つまり、本来のビールには原料となる糖質が必ず必要なでそれこそがビールならではの旨味のもとにもなっています。
糖質は体を動かすためには必要ですが、余った分は中性脂肪として体内に蓄積されるため肥満や生活習慣病のもとになってしまいます。

前述した食事よりもアルコールの分解から行われる身体のシステムからしてよりお酒からの糖質の摂り過ぎは要注意です。

アルコールによる食欲増進

アルコールを摂取している時は食欲も高まりますよね。市販されているお酒には食欲増進の添加物が入っているものも多いです。
また食欲を抑制するホルモンの「レプチン」を抑えるため、空腹感が強まって食べ過ぎる心配があります。
お酒のツマミには糖質や脂質、塩分も多く含まれているものが多く、結果体脂肪が蓄積されやすくなります。

では料理を一切食べずにお酒だけを飲むならいいのでは?と聞かれることがあります。

空きっ腹にビールを飲むと”胃に染みる”と表現されることがあると思います。これは事実で胃から直接吸収されていて、食事をせずお酒だけを飲むと胃粘膜がやられてしまい回復力も衰えて炎症を起こす可能性があるのでまた別問題が起きてしまうのです。

■ お酒を飲む時の7つの対策

ここまで「筋トレ×ボディメイク×お酒」のネガティブな面を載せてきました。
とはいえ、ライフバランスを考えてもお酒も楽しみたい方が多いと思います。

仕事の付き合いで仕方がない場面などもあると思うので、次のようにアルコールの選び方や摂取タイミングを覚えておきましょう。そうすれば、影響を最小限に抑えることができます。

⑴ 蒸留酒を選ぶ

まずは定番ですがアルコールの種類。
蒸留酒」である焼酎やウイスキー・ハイボール、ウォッカなどのは糖質が少なく、また不純物も少なく身体にあまり残らずそのまま体外へ排出されると言われています。
醸造酒」のビールやワイン、日本酒、カクテル、サワーなどは、糖質が多く含まれているためオススメできません。

蒸留酒の表示されているカロリーは、後に分解されて排出されるアルコール分が大半を占めており、太るのは脂質や糖質などが影響してきます。 

⑵ 量を控えめに!!

もちろん、摂取量にも気をつけたいところです。
少量であれば筋合成の影響を受けないとされる研究報告もあります。

アルコール分解能力には個人差があるため一概には言えませんが、大体500ml(ロング缶1本)程度と考えて欲しいです。例えばワインなら2杯が上限です。
たしなむ程度というやつです。
量が少なくてもアルコール度数が高いものは悪影響をもたらすので、注意が必要です。

⑶ チェイサーを忘れずに!

度数に関わらず、体内にアルコールを入れると血中のアルコール濃度が上がります。
アルコールを分解するために肝臓が大暴れをしますが、その肝臓(内臓)への負担を減らすためにも、脱水症状を防ぐためにも合間にチェイサーを飲み身体へのダメージを最低限に抑えましょう。

帰宅後もコップ1〜2杯の水を飲むこともオススメしています。

⑷ トレーニングをした日は休肝日

トレーニング後は筋肉の合成率が高まっている重要な時間帯です。
筋トレは筋肉を間接的につける行為で、その後の栄養補給によって筋肉が合成されるのでアルコールが入ると前述したように食べたものの分解・吸収が後回しになってしまいます。もったいない。

トレーニング直後はアミノ酸やプロテインなどをとり、その後の食事ではたんぱく質をしっかり摂取するようにしてください。

トレーニング効果を高まるトレーニング後の過ごし方については”こちらのブログ”で詳しく解説しているのでぜひ併せてチェックしてください!

⑸ 飲酒中のビタミンB1摂取

また通常のアルコール代謝ではビタミンB1
は使われませんが、飲酒量が増えるとアルコールの分解過程でビタミンB1が必要となり、栄養吸収に支障をきたす場合があります。
ビタミンB1は体内で合成できないためお酒と一緒に「豆腐や枝豆」などのカロリーが少なくビタミンB1が豊富なおつまみを食べることもオススメです。

⑹ 飲酒翌朝のフルーツ摂取

お酒を飲んだ翌日、肝臓はヘロヘロです。
お酒ばかり飲んでいると低血糖の危機が高まります。アルコールは肝臓に貯蔵されている肝グリコーゲンをブドウ糖に分解するのを促す一方、糖質以外からブドウ糖を合成する「糖新生」の働きを妨げます。肝臓のグリコーゲンが枯渇すると血糖の補充が間に合わずに低血糖を起こしやすくなるのです。

飲んだ翌朝は食欲がなく何も食べない方も多いと思いますが、内臓を回復させるためにもバナナ1本、リンゴ1つくらい食べるのもオススメです。

⑺ 休肝日は最低週2回

飲み過ぎは身体にとって百害あって一利なし。筋肉も分解され、脂肪がつきやすく生活習慣病のリスクも高まります。
飲みたい時に飲めるように、普段の生活でもポジティブに節制することをオススメします。

■まとめ

いかがでしたでしょうか?

筆者もお酒は大好きです。
飲み方や種類、タイミングなど体のこともきちんと考えできるだけ負担のないよう上手に向き合っていきましょう。

PRIVATE GYM TCFIT(プライベートジムティーシーフィット)では、トレーニングやダイエット、姿勢など身体のケアに関する情報をブログやinstagramにて発信しております。
興味のある方はぜひ参考にしてください。

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【冬は太りやすい季節?】

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「冬は太りやすい季節?」について詳しくご紹介していきます。

☑️ 冬に太りやすくなる理由
☑️ 実は痩せやすい季節?
☑️ 冬太りは〇〇が影響
☑️ 冬太りを解消する4つのポイント

冬だから1kgくらい増えても仕方ない…

そう認識している方は、ぜひ最後まで読んでみて答え合わせをしていきましょう。
では書いていきます。

■ 冬は太りやすい?

冬は太りやすい、、というイメージがありますよね?1〜1.5kgは仕方ないと考えている方も多いのではないでしょうか?

①寒さから身体を守るために脂肪を蓄えてしまう?
②代謝が落ちてしまうから仕方ない

と考えている人が多いと思いますが実際はどうでしょう?

冬は寒いので外出が減り室内で過ごす時間が多くなりやすいです。その中で口寂しさでついつい間食をしてしまう機会が多くなります。
加えて暴飲暴食しやすい忘年会や新年会、クリスマスやお正月というイベントが多く、カロリーオーバーになりがちな季節。
また寒くて必要以上に動きたくない、年末年始の長期休暇がある=「通常より日常生活の運動量が減る」という現象が重なり「冬は太りやすい」と思われています。

とはいえ、寒いと脂肪を溜めやすくなるというイメージが先行してしまいますが、物理的にはカロリーを動いた量より余分に摂らない限り脂肪はつかないのが現実です。

■実は痩せやすい季節

実は冬の方が夏に比べて基礎代謝が高く、筋肉を動かすことによるダイエット効果が期待できる季節と言われています。

それは「ホメオスタシス(恒常性)」という働きが関係しています。
「ホメオスタシス(恒常性)」とは、身体の環境を一定の状態に保ち続けようとする働きのことです。

冬は外気温が低いため、内臓や筋肉などの組織を寒さから守り生命活動を維持するのにより多くのエネルギーを必要とします。その為体温を下げないようにたくさんの熱=エネルギーを発生させる必要があるのです。

これはつまり「基礎代謝量が増える」ということです!「冬は太りやすい」と思いがちですが、それは生活の質からそう言われていて、実は「身体の機能的には脂肪を燃焼しやすい」ダイエットに適した季節といえます!

ただし、体温を維持する必要のない状況になると話は変わって来ます。

❌外出を極力控えて暖房の効いた室内にいる

上記のようなシーンでは身体が熱を生む必要が減り、代謝が悪くなってしまいます。
その他にも、、

❌水分を摂る量が夏より極端に減る
❌運動・トレーニングをしない

これでは身体の代謝スイッチがOFFに限りなく近づいてしまいます。
少し身体を動かすだけでも、冬は夏より多くのエネルギーを必要とするため、ダイエット効果が高まります!

■ 冬太りは〇〇が影響

冬太りと言われる大きな原因は「むくみ」が大きく影響しています。
なぜ冬はむくみが起こりやすいのでしょうか?

むくみは水分量の異常や血行不良、塩分の摂りすぎ、ミネラル不足、運動不足などが原因で起こります。
冬の「むくみ」には塩分や糖分が大きく関係
しています。
身体は体内の塩分や糖分の濃度バランスを一定に保つ機能があるので、塩分や糖分を多く摂取すると余計に水分を取り込み塩分や糖分の濃度を下げようとします。

冬は暖かい季節に比べて生活で汗をかく機会も減り体内の水分が出ていきにくい季節です。飲食などで取り込んだ水分が体内に溜まりやすくなります。
ただの水ではなく食事や味付きの飲み物から摂る水分は糖分や塩分を多く含んでいますし、冬は特に味の濃いものを欲しますよね。
そうすると、体内の塩分や糖分の濃度を薄めようとしてさらに水分を体内に溜め込むことになります。
このむくみを放置しておくと、脂肪よりも厄介なセルライトになる可能性も高く、結果冬太りになってしまうのです。

むくみにより抱え込んだ水分が血管やリンパ管を圧迫することで血流を悪くし、セルライトの蓄積を促進させてしまうという悪循環が生まれてしまいます。。

■ 冬太りを解消する4つのポイント

冬太りを解消するためには次のような方法がありますので4つに分けてご紹介します。

⑴ 身体を温める

冬太りの原因のひとつであるむくみの解消には身体を温めることは大切です。
血行が良くなり、代謝が向上してむくみ解消に繋がります。
お風呂はシャワーだけで済ませるのではなく、湯舟に浸かると効果的に身体を温める意外に水圧で血流を促進させる効果もあるのでオススメです。

⑵ 食生活の見直し

濃い味の物が多くなると血中の濃度が下がらないのでむくみは解消されません。むくみを解消する栄養素を含むものを食べましょう。

カリウム
▶️塩分を体外に排出するサポート
アボカド、バナナ、ほうれん草、かぼちゃ、いも類(特に里芋)など

❷クエン酸
▶️体内の老廃物を分解、排出するサポート
レモン、ライムなどの柑橘系、キウイ、イチゴ、じゃがいもなど

❸ ビタミンE,B6
▶️むくみ解消効果
モロヘイヤ、うなぎ、大豆、ごぼう、赤身魚や豚ヒレなど

❹ 身体を温める食材
▶️血流が良くなり内側から代謝が活発になる
生姜やニンニク、ニラなど地面の下にできる冬が旬の野菜

その他にも「ナッツ類や緑黄色野菜は抗酸化作用」があるので、代謝が下がって脂肪の燃焼を妨げるのを防ぐ効果もあります。
勿論「タンパク質」を積極的に摂るのも脂肪燃焼に役立ちます。食事だけで必要な量のタンパク質を摂るのが難しい方はプロテインを併用できるといいと思います。
(タンパク質についての詳しい内容は”こちらのブログ”でチェックしてください)

⑶ トレーニングを行う

筋肉は血流を送るポンプのような役割を持っています。筋肉量は男性に比べて女性の方が少ない傾向にあり、むくみやすいと言われています。
特に下肢の筋肉を積極的に動かすことで末端の血流を促す筋肉量がアップしむくみが改善されやすくなります!下半身は大きな筋肉なので鍛えることでエネルギー代謝がアップして普段からむくみが起こりづらくなるメリットもあります。

定期的な運動は欠かせませんね🔥

⑷ 水分をこまめに摂る

冬になると水分を摂る機会が減りやすい。むくみの原因は水ですが、塩分や糖分を含まない水を飲むことはむくみ改善の”強い味方”になってくれます。

汗をかきずらい冬の時期でもじっと寝ているだけでも呼吸をするだけでも、水分は蒸気として体外に排出されていきます。知らず知らずの内に体内の水分量が減り、でも水分が入ってこない状況が続くと身体は水分量が減らないように溜め込もうとしてしまいます。その結果溜め込みやすい身体になりむくみやすい身体になってしまいます。前述したホメオスタシス(恒常性)の反応ですね。

水分を補給する上で冷たい水は内臓を冷やし肝臓にも影響するので「常温」がオススメです。
白湯もおすすめで、深部体温を高めて血液の循環の改善、老廃物の排出を促しむくみは勿論、便秘解消や冷え性の改善にも効果があります。

特に水分の枯渇している起床時や午前中は多めに摂ることがおすすめです。朝起きたらコーヒーなどではなくコップ1杯の常温の水を飲む習慣をつけましょう!

■まとめ

いかがでしたでしょうか?

冬は日常生活の運動量が減りやすくなる一方、色々な行事があり、外食で味の濃い物や糖分が多い食べ物を食べる機会が増えがちです。
冬だから太っても仕方ない
この考えは捨てましょう!!体のこともきちんと考えてできるだけ負担のないようにしたいですね。

PRIVATE GYM TCFIT(プライベートジムティーシーフィット)では、トレーニングやダイエット、姿勢など身体のケアに関する情報をブログやinstagramにて発信しております。
興味のある方はぜひ参考にしてください。

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代表トレーナー 千葉

ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
酵素ファスティングコースもあり身体の内側からもキレイになれる西麻布にある隠れ家的プライベートジムTCFIT。

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【脂質】徹底解説

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「脂質」について詳しくご紹介していきます。

☑️ 脂質とは
☑️ 脂質の種類
☑️ 脂質の役割り
☑️ 脂質が不足すると?
☑️ 脂質を過剰摂取すると?
☑️ 脂質の必要量
☑️ 脂質を抑えるポイント

脂質はどんな栄養素なのか、体内での働きや必要性を詳しく解説していきます。
悪者にされがちですが、必ず必要な栄養素です。

では書いていきます。

■ 脂質とは

脂質は、炭水化物やタンパク質とともに3大栄養素に分類され身体の基礎を構成する役割を担っています。

脂質は1グラムあたり9kcalと三大栄養素の中でも最も高カロリーです。
太る?と懸念されがちな栄養素ですが、脂質は重要なエネルギー源だけでなく、ホルモンや細胞膜・核膜を構成したり、皮下脂肪として臓器を保護したり体温を調整したりと重要な役割を担っている体に欠かせない栄養素の1つです。

しかし高カロリーゆえ、脂質は摂り過ぎると確かに肥満の原因になるため注意が必要です。

■脂質の種類

食品に含まれている脂質は「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」の2種類に分類されます。
飽和脂肪酸は常温で固まり、以下のような動物性油脂に多く含まれています。

▶️飽和脂肪酸
バター、ラード、肉類、生クリーム、チーズ、卵黄、チョコレート etc…

不飽和脂肪酸は常温では固まらず、以下のような植物性油脂や魚油などに多く含まれています。

▶️不飽和脂肪酸
青魚(サバ・サンマ・イワシ)、オリーブオイル、菜種油、アボカド、くるみetc…

不飽和脂肪酸は「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」に分けられます。
特に多価不飽和脂肪酸は、食物から摂取する必要のある必須脂肪酸です。
血液をサラサラにする効果で注目されている【DHA、EPA、αリノール酸】などは多価不飽和脂肪酸で、青魚やアマニ油、エゴマ油などに多く含まれています。

■ 脂質の役割

炭水化物、脂質、タンパク質の3大栄養素の中でも脂質は”健康の面”で大きな働きがあります。

⑴ エネルギー源となる

脂質は、エネルギー源として活用されます。
糖質やタンパク質よりも、1g当たりのカロリーが高いためエネルギー効率がよいのが特徴です。
使われなかったエネルギーは中性脂肪として貯蔵され、食事が摂れなかったときなどの備蓄となります。

⑵ 体温を保持する

脂質は糖質やタンパク質の代謝によって生まれた熱をキープする働きもあります。
脂質によって体温が一定に維持され、活発的な活動が可能になります。

⑶ 脂溶性ビタミンの吸収促進

ビタミンA・D・E・Kは脂溶性ビタミンで、脂質と結びつくことで体内に吸収されやすくなります。

脂溶性ビタミンの働き
・骨や粘膜を守る
・歯や骨を作る
・血液を固める

これらのことからも、身体にとって欠かせない栄養素ということが解ると思います。

■ 脂質が不足すると?

脂質は不足よりもアンバランスが起きやすい栄養素です。前述した「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」ですが食の欧米化やファストフードの発展により明らかに「不飽和脂肪酸が不足」している方が大半だと言われています。

不足やアンバランスによって起こる問題を解説していきます。

⑴ 代謝が悪くなる

身体を作る細胞は脂質を材料とする細胞膜で守られています。
細胞膜は栄養を取り込み老廃物を排出するというとても重要な働きを担っています。
そのため、脂質が不足すると栄養が行き渡らず代謝が悪くなります。
大幅なダイエットや身体を見せるコンテストに出る方の中で「数値の停滞」をしてしまう方が多くいらっしゃいます。これは過度な脂質制限により代謝機能が低下してしまっているケースが多いです。
脂溶性ビタミンの働きも悪くなるため皮膚や髪などにパサつきが出てきます。

 ⑵ エネルギー不足による体調不良

脂質は、エネルギー源として体内に蓄えられます。
その蓄えた脂質を使い切ってしまうとエネルギー不足となります。エネルギー不足になると疲れやすくなる、抵抗力がなることもあります。

脂質を制限しようと考える方の多くはダイエットをしている方です。同時に炭水化物も制限しているケースが多く見られます。身体の多くのエネルギー源はその2つが担っているのでどちらもない状況はまさに「身を削る」状態で健康面でも危険なのでどちらも必要量は必ず摂るようにしましょう。

⑶ 精神的に不安定になる

私たちの脳の65%は脂質で構成されています。
それゆえ脂質が不足すると脳の働きも鈍くなることで身体は「イライラ・不安感・短気・ストレス」などを感じやすくなります。
これもダイエットをしている方、大会に向け減量をしている方のカウンセリングで良く出てくる問題です。

■ 脂質の過剰摂取による影響

これまで身体に必要と書いてきました。
ただそれは必要量であり、脂質の過剰摂取やアンバランスは肥満や脂質異常、生活習慣病の要因になります。
このような状態を放置していると、動脈硬化が徐々に進行し生活習慣病のリスクが高まります。

▶️脂質代謝異常(肥満)

脂質代謝異常とは、血液中の悪玉コレステロール・中性脂肪が異常に増えた状態か善玉コレステロールが異常に少ない場合に脂質代謝異常と診断を受けます。
脂質代謝異常は生活習慣の乱れによって起こるものが大半です。

・偏った食事
・運動不足
・不規則な睡眠
・喫煙
・飲酒

特に食事は大きな要因です。
脂身の多い肉・加工食品・インスタント食品などの食事が多い方は脂質代謝異常のリスクが高まります。
善玉コレステロールを減少させ、悪玉コレステロール・中性脂肪を増加させやすいので要注意。

こういった脂質代謝異常を防止させる食材としては「野菜・果物・魚・海草」です。
青魚に含まれるDHA・EPAは中性脂肪値を下げる効果が高いため、積極的に摂取できるとタンパク質も同時に補給できるのでおススメです。

脂質代謝異常の方は肥満気味の傾向があります。
食生活の見直しは勿論、運動習慣はとても大切で脂肪を燃やす材料となる筋肉をつけるトレーニングはとても有効な運動です!

■脂質の必要量

目的によって様々です。

☑️厚生労働省推奨
☑️筋肉をつける
☑️ダイエットする

上記の目的に合った脂質の量は”こちら”のブログでご紹介してるので確認してみてください。

■脂質を摂るときのポイント

脂質は現代の食生活では摂取しやすく、過度なダイエットをしていない限り不足することはなく油断すると過剰摂取しがちな栄養素です。
脂質を適度に摂取しながら、健康的な食生活を送るためのポイントをご紹介します。 

⑴ 動物性の脂質を控える

肉類には部位によって脂質が多いものがあります。肉を食べるときには、できるだけ脂肪分の少ない赤身を選ぶことがポイントです。 

⑵ 不飽和脂肪酸を含む食品を摂る

不飽和脂肪酸は、血液中のコレステロールを下げるなど身体に良いとされる脂質です。同じ脂質なら、不飽和脂肪酸を含む食品を積極的に摂りましょう。外食で選べる時は魚(必須脂肪酸)を選択するのも重要なので意識です。

⑶  調理方法を工夫する

例えば油を多く使う「揚げる」「炒める」ではなく「蒸す」「煮る」「網焼きにする」といた意識。
油を多く使う場合は、不飽和脂肪酸の多いオリーブオイルや菜種油を使うなどもおススメです。

■まとめ

いかがでしたでしょうか?

脂質は三大栄養素の1つで代謝を高めたり、エネルギー効率を高めたりと健康面で欠かせない栄養素です。肌や髪をキレイにして、細胞を守り筋肉をつける上でも欠かせません。
脂質は無意識に過剰摂取になりすい特徴があります。飽和脂肪酸の多いバランスにより肥満や生活習慣病のリスクが高まります。

正しい知識を持ち健康的にボディメイクしましょう!

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興味のある方はぜひ参考にしてください。

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追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
酵素ファスティングコースもあり身体の内側からもキレイになれる西麻布にある隠れ家的プライベートジムTCFIT。

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【タンパク質】徹底解説

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「タンパク質」について詳しくご紹介していきます。

☑️ タンパク質とは
☑️ タンパク質の役割り
☑️ タンパク質が不足する要因
☑️ タンパク質の種類
☑️ タンパク質の必要量
☑️ タンパク質はダイエットにも必要

そもそも「タンパク質ってなに?」
何となくはわかるけど、、と思っている方のためにタンパク質はどんな栄養素なのか、体内での働きや必要性を詳しく解説していきます。

ダイエット、筋肉をつける、健康促進と様々な目的でタンパク質は必要な栄養素です。

プロテインを活用する前に、タンパク質についての基本を抑えておきましょう。
では書いていきます。

■ タンパク質とは

タンパク質は、炭水化物や脂質とともに3大栄養素に分類され身体の基礎を構成する役割を担っています。

人の体の約60%は水分ですが15~20%はタンパク質でできています。これは水分を除いた重量の約半分をタンパク質が占めているということ。
このことから、いかに人の身体にとってタンパク質が重要であるかが理解できますね。タンパク質は生命維持、健康、ボディメイクにおいてとても重要な栄養素と言えます。

また、タンパク質は「全20種類のアミノ酸」からなっており、1つでも欠けるとタンパク質が合成できません。20種類中の9種類のアミノ酸である「必須アミノ酸」は体内で作ることができないので必ず食事から摂取する必要があります。

▶️必須アミノ酸9種
バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、リジン、フェニルア、ラニン、トリプトファン、ヒスチジン


残り11種類のアミノ酸は「非必須アミノ酸」と呼ばれ、体内で生成することができます。

▶️非必須アミノ酸
アルギニン、グリシン、セリン、アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グルタミン、プロリン、シスチン、チロシン

■ タンパク質の役割

炭水化物、脂質、タンパク質」の3大栄養素の中でもタンパク質は身体を作るという大きな働きがあります。

⑴ 人体組織の生成

タンパク質は、人間の身体の生成に欠かせない栄養素です。
皮膚や髪の毛、筋肉を作るのは勿論、ホルモンや免疫物質といった身体を調整する物質の材料”にもなるのがタンパク質の働きです。

前述したように身体の水分を除いた半分がタンパク質なのでいかにタンパク質が何をするのにも大切なのが理解できますね。

特に成長期の子どもにとってタンパク質は、脳の発達に大きな影響があります。脳の働きや成長を司るのは神経細胞で、その神経細胞もタンパク質でできています。成長期の子供はタンパク質不足によって、精神的な成長を妨げてしまうリスクがあります。

成長期ゆえにタンパク質が必要=筋トレをして身体を成長させようとしてるトレーニーにも自ずとして重要なのが理解できますね!

⑵ 運動エネルギーの生成

タンパク質は、炭水化物や脂質と同様に、身体を動かすための運動エネルギーを生成します。
特にタンパク質は筋肉の材料となるため、タンパク質が欠乏すると筋肉が痩せ衰えてしまう可能性があります。

筋肉をつけていくために一定のタンパク質は必要不可欠ですが、元より今ある筋肉を落とさないためにも最低限のタンパク質摂取は必須です。

このタンパク質の役割を考えると不足すると問題があることが解ると思います。
タンパク質が不足すると🔽
髪の毛や肌の状態が悪化します。髪の毛がパサパサになって抜け落ち、肌もハリを失ってしまいます。ホルモンや神経伝達物質といった働きも鈍くなるので、集中力が持続せずストレスにも敏感になります。
また、筋肉を分解してエネルギー不足を補うため、筋力が衰えてしまいます。。

■ タンパク質が不足する要因

いくつか現代の生活でタンパク質が不足する原因があると考えています。年を重ねるにあたり筋肉も落ちていきやすく、骨密度も低下しやすいので該当するものは意識していけると良いと思います。

⑴ 食事量の低下

これは減量やダイエットのように意識的に食事量を減らしているケース、また加齢に伴い食が細くなっているケースがあります。
他にもストレスや運動などで身体のタンパク質が過剰に必要になり、必要量タンパク質を補ていないことも考えられます。

減量・ダイエット・加齢・ストレスなどの状況下でもタンパク質はしっかりと補いたい栄養素です。

 ⑵ 炭水化物メインの生活

これも多いケースではないでしょうか?
例えば以下ような食事内容🔽

〈朝〉パンとコーヒー
〈昼〉パスタ
〈夜〉サラダとスープ  

「夜は身体の為に炭水化物を控えているけど、中々筋肉がつかず食べるとすぐに太ってしまう」

上記は確かにトータルではローカロリーです。
ただしタンパク質を含め栄養が完全に不足しており筋肉も痩せ細ってしまい、代謝も止まってしまう可能性が高いです。以前のブログで説明しましたが身体はカロリー収支だけではなくPFCバランス=三大栄養素のバランスが重要です。
PFCバランスについての詳細はこちらをご覧下さい▶️>>賢く体脂肪を燃やす<<

 一汁三菜の食事を心掛けましょう。

■タンパク質の種類

タンパク質は大きく2つに分類されます。

⑴ 動物性タンパク質

動物性タンパク質とは、動物由来のタンパク質。動物性タンパク質は、体内で合成できない9種類の必須アミノ酸すべてを含んでいます。
その為、体内へのタンパク質吸収率が97%と非常に高いのが特徴です。

ただ動物性タンパク質は、脂質を多く含むものも多くカロリーが高くなるのでダイエットをしてる方は脂質の少ないものを選ぶようにしましょう。

具体的な食材
▶️肉、魚、卵、乳製品などがあります。

・牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉
・フカヒレ、シャケ、カツオ、サバ、タラ
・エビ、ホタテ
・卵

⑵ 植物性タンパク質

植物性タンパク質を含む食品は、動物性の食品と比較してカロリーが抑えられるため、量をしっかりと食べることができ、満足感を得られ、ダイエット中などでも食事を楽しみやすいと思います。

また、植物性タンパク質を含む食品は水溶性ビタミンを含んでいるものが多く、エネルギー循環が良くなります!

具体的な食材
▶️豆類、穀物、野菜

・豆腐
・納豆
・えんどう豆、そら豆、枝豆
・アスパラガス、ブロッコリー
・とうもろこし

植物性タンパク質を含む食品は、100gあたりタンパク質量が10g未満のものがほとんどです。ただ、ビタミンやミネラルなどさまざまな栄養素が加えられた食品が多いのが特徴です!

■タンパク質の必要量

年代や体重、目的によって必要量は様々です。

☑️厚生労働省推奨
☑️筋肉をつける
☑️ダイエットする

上記の目的に合ったタンパク質量は”こちら”のブログでご紹介してるので確認してみてください。

■ タンパク質はダイエットにも効果的

タンパク質ダイエットは、炭水化物や脂質に代わってタンパク質を多く摂取することで痩せるダイエットで効果的です。

⑴ 基礎代謝をアップする

タンパク質を多く摂取することで、筋肉量が増えやすくなります。筋肉量が増えると、自然に基礎代謝が上がります。
基礎代謝は呼吸や臓器を動かす、体温維持といった人が生きていく上でのエネルギー消費量のことで、基礎代謝が上がれば、運動することなく効率的にカロリー消費ができ、太りにくい体質になる可能性が高まります。
(基礎代謝についての詳しいブログは”こちら”

⑵ リバウンドしにくい

炭水化物制限によるダイエットは、急激に体重が落ちますが、筋肉が減って代謝が落ちやすくなりリバウンドのリスクが高まります。
タンパク質ダイエットでは、筋肉に必要な栄養素が確保できるので、代謝や満腹感も持続しやすくなるのでリバウンドしずらいと考えられます。

■まとめ

いかがでしたでしょうか?

改めてタンパク質について確認ができ、重要性の再認識になったのではないでしょうか。
毎食何かしらのタンパク質を摂れるように意識してみましょう!

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身体の本質から整えて目的の身体作りをサポートします。
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