【ノーベル賞受賞】朝ごはんの重要性

みなさまこんにちは。
TCFITパーソナルトレーナーの千葉です。

今回は「健康に直結!朝ごはんの重要性」について詳しくご紹介します。

みなさん、朝ごはんは毎日欠かさず食べていますか?

☑️ 健康に欠かせない朝ごはんの重要性
☑️ 若い世代は朝食を食べない?!
☑️ 起床時はエンプティー?
☑️ 朝食は必須!ノーベル生理学・医学省受章
☑️ おすすめ朝食(ご飯、パンVer.)
☑️ 食べない習慣を食べる習慣に(まとめ)

「朝はギリギリまで寝ていたい」
「忙しくて朝ごはんを食べる時間がない」
「ダイエット中だから朝ごはんは食べない」

色々な理由で朝ごはんを抜いてしまう人がいます。朝ごはんは食べた方が良いのか、はたまた抜いても良いのでしょうか?
では書いていきます。

■ 健康に欠かせない朝ごはんの重要性

いきなり結論ですが朝食はしっかり食べることをオススメします。
割と多くの人が「時間がない」などの理由から朝食を抜いていたり、コーヒーだけで済ませがちではないでしょうか?

なぜ朝食を食べた方が良いのか?抜くとどのようなことが起こるのか、解説していきます。

⑴ 肥満などの生活習慣病に繋がる

朝食を抜くと食事回数が減る分1回あたりの食事量が増えてしまいがちになり、食べ過ぎや早食いに繋がってしまいます。

また、長い空腹状態からお昼ご飯を食べると、血糖値が急上昇して、血糖値を下げようとインスリンが過剰に分泌され、糖を脂肪としてため込みやすくなります。結果、体脂肪が増加し肥満になる可能性があります。他にも高血圧や糖尿病などの生活習慣病に繋がる恐れもあります。

3食のうち、1食抜くことでダイエットになりそうですが正反対の結果になってしまうのは驚きですね。

朝はお腹が空かない」という方もいるのではないでしょうか?これは「夜ご飯の時間が遅い、食べ過ぎている、お酒の量が多い」などの要因があるのでまずはそこから見直してみてください。

⑵ 代謝が上がらずイライラや倦怠感を引き起こす

朝食を食べずに会社や学校に行き、やる気が出なくてボーっとした経験ありませんか?朝食から摂取したさまざまな栄養素は脳や体を動かすエネルギーとして使われます。
朝食を抜いてしまうと、活動に必要なエネルギーが不足してしまいイライラや倦怠感を引き起こします。体温も上がらないので1日の消費カロリー(=代謝)も下がってしまいます。朝食を食べることで脳が活性化し集中力が高まり、午前中から活動的に過ごすことができます。

ダイエットをしている方も必ず朝食を食べて脂肪燃焼スイッチを入れましょう!

■ 若い世代は朝食を食べない?!

朝食の重要性がわかったところで、どのくらいの割合で朝ごはんを食べていない人がいるのでしょうか?
次のグラフは20歳以上の性別・年齢別の朝ご飯欠食率です。青色が男性、赤色が女性。

出典:厚生労働省、国民健康・栄養調査結果の概要より引用して画像作成

朝食欠食率は男女ともに20歳代が最も高く、男性が30.6%女性が23.6%という結果。
男女ともに50代までは欠食率が高く、その中でも30代より40代の方が朝食を食べない方が多いという結果は”食べると太る”と考えている方が多いのではないか?と筆者は考察しています。
3〜4に1人は朝食を食べていないと思うと驚きです。

筆者は30代ですが、朝は子供にご飯を食べさせたりしていると余裕を持たないとかなり時間がカツカツになります。
このように仕事や子育てが忙しく、朝食を食べる時間がない人も少なくないのではないでしょうか?

■ 起床時はエンプティー⁉︎朝ごはんの役割

寝ている間も”脳は活動している”ことは知っていますか?そのエネルギーや夕食から空いている時間を考えると起床時はエネルギーが不足している状態です。

朝食には、次の役割があります。

  1. 就寝中に不足したエネルギーを補う
  2. 脳を活性化させ、目を覚ます
  3. 体温を上げ1日の代謝を上げる
  4. 生活リズムを整える
  5. 集中力や記憶力の向上
  6. 便通を良くする
  7. 肥満予防

朝食を食べるとこのような良い影響があります。
朝食を摂る人の方が圧倒的に生活習慣病や肥満になりずらいと色々な方が研究結果を報告されています。

■朝食を食べる!
ノーベル生理学・医学省受章

健康面からも朝食を摂ることは良しとされている中で、2017年に「概日リズムの分子機構」の発見者がノーベル生理学・医学省を受賞しています。

◉肝臓の時計遺伝子が代謝リズムをコントロール

人間の身体は、24時間のリズムで変化しています。活動や睡眠といった目に見える変化だけでなく、朝が来ると血圧と心拍数が上がりはじめ、昼には血中のヘモグロビン濃度が高くなる。夕方には体温が上がり、夜には尿の量が増える。
こうした「体内時計」と呼ばれるものは細胞内で数種類の遺伝子が24時間のリズム(概日リズム)を刻んでいることが分かり、それらの遺伝子は「時計遺伝子」と呼ばれることになりました。

肝臓の時計遺伝子はリズムを刻んでおり、さまざまな代謝のリズムに繋がり、肝臓は脂質代謝の中枢なので、この脂質代謝もリズムを刻んでいます。


▶︎この事を現す面白い研究結果があるのでシェアしていきます!

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全く同じ内容の食事を、朝8時に1食目を摂ったグループと昼12時に1食目を摂ったグループ。
1食目を昼12時に摂ったグループは体重が増加して脂肪組織重量が多くなっていた。また、肝臓の時計遺伝子や脂質合成系の遺伝子の発現リズムが、約4時間の遅れが生じていた。
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結論として、朝食を摂らないと体内時計が乱れることが遺伝子レベルで明らかなったことで、朝食を勧める科学的根拠ができました。朝食は「体内時計の正常化にとってもっとも重要な食事」だと記されています。

面白くないですか??

▶︎簡潔に言うと、
朝食をとらないと体内時計が狂い、起床してから代謝が上がるまでの時間がかかり、1日の消費カロリーが低下するということです!!!

難しい内容でしたが、豆知識として抑えてぜひ実践して下さい!!

デスクワークの人は午前中身体を使わないから朝食を摂らない方がカロリーが制限できるという声もありますが、体内時計、遺伝子レベルの科学的な根拠もあるので少量でも摂る習慣をつけることをお勧めします!

 おすすめ朝食(ご飯、パンVer.)

毎朝15〜30分早く起きて朝食を食べる習慣を作ってみましょう。朝の15〜30分はとても貴重な時間です。最初は起きるのが辛いと思いますが、続けていればきっと慣れてくるはずです!

⑴ご飯派におすすめ

具だくさんな味噌汁」がおすすめです。
ミソに含まれるアミノ酸やペプチド、ビタミンは血のめぐりを整えてくれます。
大豆由来のレシチンは脳細胞の老化を防ぐ効果もあります。ここに数種類の野菜や肉・魚など、具材をたっぷり入れることで栄養抜群な味噌汁が完成!休みの日に作り置きしておけば◎
不足している水分や栄養素を補うことができるだけでなく、身体の働きを整えてくれます。

筆者はタンパク質を多く摂りたいので、朝食はご飯派で「シャケ、卵、納豆、味噌汁」をほぼ毎日食べています。朝は時間がないのでパッケージ化できると良いです。

⑵ パン派におすすめ

「朝はパンが食べたい!」という人には、パンだけではなく何かと一緒に食べるのが良いです。
パンとコーヒーではなく、例えばゆで卵やヨーグルト、サラダなど一緒に食べることで摂取できる栄養素が高まります。

野菜たっぷりのスープを作っておいて、一緒に食べると身体が温まり栄養素も摂れるので、おすすめです。甘い菓子パンなどは血糖値が急上昇するので、パンを食べる時はバターやジャムを塗らずに食べるのが理想です。

筆者はご飯食以外の日はイングリッシュマフィンかベーグルを食べる日があります。「卵、ショルダーベーコンを挟んで野菜スープ、追加でプロテイン」これが定番です。

■ まとめ

いかがでしたでしょうか?

健康のためにも、午前中から意欲的に活動するためにも、朝食を食べることはとても重要。
夜食べる時間が遅く、朝起きてもお腹が空いていないという人は、晩ご飯は消化の良いものを軽く食べて朝ごはんを食べられるようにしましょう。

毎朝時間に追われ忙しい人が大半だと思います。「食べない習慣を食べる習慣に」
朝食を食べる習慣がない人は、まずは”おにぎりを1個食べる”または”バナナを1本食べる”など続けられそうなもの、手軽なものから始めてみてください。

TCFIT PRIVATE GYM(ティーシーフィットプライベートジム)では、トレーニングやダイエット、姿勢など身体のケアに関する情報をブログやinstagramにて発信しております。
興味のある方はぜひ参考にしてください。

プライベートジムTCFIT
代表トレーナー 千葉拓郎

ダイエットや追い込むだけのパーソナルトレーニングだけではなくストレッチや筋膜リリース、コーディネーションなど姿勢改善にも力を入れています。
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